動揺は禁物。判断が鈍ります。
J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り。昨日と打って変わって
今日は冷えています。体調管理しっかりしたいですね。
昨日は宅建の試験の発表日でした。周りで受験した人が殆ど合格したので、
嬉しい1日でした。合格点34点は昨年の38点から随分下がりました。
受験した人が口を揃えて難しかったと言っていたので、試験団体もいろいろ
苦慮されたのでしょう。しかし、似たような問題が出ると言っても毎年17%前後
の合格者を出しつつ35点(75%)近辺に問題を作る技術すごいと感心します。
 
不動産と関係が薄いかもしれませんが金融市場が揺れています。
昨夜の株式市場は、米中央銀行総裁のインフレに積極的に対応すると議会での発言と
新種オミクロン株がアメリカに初上陸したニュースでDOWは一時1000ドル下げました。 
それにより日経平均も2日は27500円前後で始まりそうです(前日比‐400円)
そう聞くと、マスコミなどは「クラッシュ」とか騒ぎます。
拡大解釈されて「不動産バブル崩壊」とか報道されるのではないでしょうか。
昨日のブログでも書いたのですが、株式市場と不動産市場は関係性は高いですが、
スピード感が全く違います。株式市場は上下を繰り返しながら落ち着きどころを探りますが、不動産市場はゆっくりとトレンドをを作っていくと思います。
ここは一喜一憂することなく、分析してみる事をお勧めします。
今日のポイントはアメリカの債券市場です。
パウエル総裁の発言で金融政策に直接影響を受ける2年債は4Bp上昇しましたが、
中期的な経済環境を占う10年債は⁻1Bpと逆に下がっています。
アメリカ経済が絶好調である事は自明ですが、中長期的にはコロナ禍であることを憂慮
していると考える事も出来ます。そうすると市場はパウエル総裁を信任していると
考えられます。総合すると不動産市場には金利上昇という冷や水はかかるもの、
相場自体が大きく崩れることはなく踊り場を形成するのではと考えられます。
多面的な分析と準備が大切だと思います。
2021年12月2日

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