UBS不動産バブル指数について。
J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り。明日に向かって天気は下り坂なようです。今日は朝から寒いです。冬ですね。
日経ヴェリタスに、「世界の住宅バブル指数で点検」という記事が出ていました。
スイスUBSの指数を引用しての記事ですが、世界的なマネーの流入で資金が不動産に流れている現状を世界的な視点で指数化した記事でした。
ヨーロッパの各都市の上昇率が軒並みバブルと言われる1.5を大幅に上回っているようです。理由としてブリクジットでロンドンの金融センターとしての地位が相対的に下がる
受け皿として、フランクフルト・パリ・チューリッヒなどの都市の不動産に大量の資金が流れ込んでいるようです。金融センターの交代という大きな流れですのでバブルと言っていいのか分かりません。ロンドンはフランクフルトの2.16に対して1.1とUBS指数は示しています。ロンドンから資金が流出していると考える事も出来ます。
東京は今回の指数では1.46、第10位だそうです。東京の地価はリーマンショックや東日本大震災もありましたが相対的にこの20年上がり続けていて、価格水準は2倍に達している
のが要因なようです。また中華圏の投資先としても調査ではワンルームマンションを中心に
東京の不動産が物色されていて、恒大集団など中国の不動産市場の調整・習近平の共同富裕
の政策も相まって、利回りが安定している東京が選定されているようです。
日銀の低金利政策・政府の住宅ローン減税の延長など、ここもと聞かれる「パワーカップル」の購買力の背中を押す政策が打たれているためこの状況は幾分の不安もあるものの、
続いていくという記事でした。
結局、政府が後押ししている状況下ではなかなか相場が下がりにくいという事なのでしょう。
2021年12月6日

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