J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り。今日の夜から雨の予報です。
昨夜のNY金融市場は発表された消費者物価指数が予想外の年率8.6%の上昇で混乱しました。債券市場では米国債2年債が0.22%上昇して3.02%と3%台を付けました。5年債は
0.19%上がって3.25%10年債は0.11%上がって3.16%で引けています。
来週のアメリカの中央銀行の政策決定会議が控えていますので、0.5%の追加利上げも
現実的になってきました。昨日政府と日銀・財務省高官の幹部での緊急会合が開かれ、
為替の急激な円安の懸念を共有しました。円安局面では日銀も打てる手は限られますので、
口先介入若しくは財務省や経済界からのプレッシャーで日銀のイールドカーブコントロール
政策の訂正があるのかと注目が集まります。日銀が万一動けば、不動産市場にも多大なインパクトがありますので、今後も注視が必要になります。インフレと同時に、識者の中には、
コロナのリベンジ消費が長期化する事はないという意見もあり実際30年債は昨日0.03%の
上昇に留まっています。地政学的なニュースもいまだ観測ですがロシア関連だけでなくアジアにも波及しています。難しい局面ですが、ここのお客様に向かって一番いい方法を共有していきたいと思います。
2022年6月11日