J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。あっという間に7月も後3日。
時間の立つのは早いですね。7月何してたのか思い出せません。
最近地盤改良についてご質問を受けました。東京の東側は地盤が軟弱な場所が多いので
建築される方にはご心配な点だと思います。特に心配なのは資金面でも幾らぐらいかかるかが明確でないからだと思います。実際のところ地盤の固さは場所毎、ほんの数メートルでも
変ってくるので掘って見なければ分からないというのが正解です。それでは答えにならない
と思われる方も多いと思います。私は専門家ではありませんが、わかる範囲で考えてみたい
と思います。
今日の建築現場では幅広く考えて地盤改良をしない現場はないと思います。地盤が固いと言われる山手の地域でも基礎を直接打つのではなく「べた基礎」を作って人工的な地盤の上に
建物を建てます。
どの程度の地盤改良が必要かという問いに対して対象地の地盤の固さ以外にも建てたい建築
物の重さも重要になってきます。地耐力と言いますが、建物が大きく堅牢であるほど自重が
重たくなると均等に力を分散させるか(※雪の上でスキーを履くとずぶずぶと雪の中を歩く事必要がなのと同じ。)も考慮する必要があります。つまり建物を軽くすれば地盤改良を
最低限にできる可能性が出てきます。
地盤改良には数種類あって、土にコンクリートを混ぜて土地を固くする工法や、地中に数十本単位の浅い杭を打って地盤を強化する工法。いわゆる杭を地耐力がある場所まで打ち込む工法など多岐に及びます。それぞれの工法によって値段も変ってきます。経済合理性の面からも建築する建物の構造を考える事で効率的な建物を建てて頂けるといいと思います。
東京都からも都が取ったサンプルの地盤の資料が公表されています。
参考にして頂けると有難いです
2022年7月29日