J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り。夜の雨が道を濡らしてます。週末も天気もすぐれないようですね。秋の長雨。一日毎に涼しくなると言われてますが、今年は一気
に涼しくなりますね。戻りの暑さもあるのでしょうが。あんなに嫌いだった暑さが懐かしく
感じる、そんな朝です。
昨日はブログ500回なんて浮かれていましたが、金融市場は歴史的な1日。夜半に発表されたFOMCは予想通り0.75%の利上げでしたが、その後のパウエル議長のインフレ長期化懸念の発言で株価は大きく下げました。金利は落ち着いていたのですが、反動から昨夜いきおい0.2%の金利上昇、相場は後数回の利上げを織り込みに行っています。反対に株価は大幅下落、Dowは30000ドルを割りそうです。
昨日、日銀は金融政策を維持。ゼロ金利政策と10年債誘導金利0.25%を継続すると発表。
夕刻17:03。財務省は円買い介入を為替市場で実施。国として145円以上の円安を認めない意思表示をしました。相場は乱高下145円から140円まで下げ、現在は142円で推移しています。
イギリス、スイスも、0.75%の利上げを実施。日本の独自政策が浮き彫りになった1日でした。とっくに我が道をこの30年間進んでいる日本、ガラパゴスと言われ久しいですが、
今回の決定が今後の政策運営にどのように響いてくるか注目です。
昨日はお祭りのような騒ぎでした。24年前の円買い介入の際は効果は限定的でしたが、
その夏のロシア危機で円安は落ち着きました。今回も外部要因でしかレートを動かすのは
困難だと思いますが、今日の新聞を見ているとパウエル議長に反してアナリストの方の
年末から来年にかけてのアメリカ経済の低下を予測している人が多く、見方が分かれています。アメリカの景気が落ち着いてくれば為替も落ち着いてくるので、それまでの時間稼ぎを
しているのでしょうか?と言っても数兆円規模の介入だったでしょうしアメリカの同意もないと介入できなかったと思います。機動的な介入は難しいと思ってしまいます。
今後半年は日本にとっても正念場になるのではないでしょうか?不動産にとっても大事な
半年となりそうです。
2022年9月23日