1月の中古物件価格が上昇しています。
J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。日が伸びて朝が早くなった気がします。
アメリカのインフレの落ち着きが遠のいている指標が続いています。CPI、PPI共に市場の予想を上回りFRBの利上げがさらに続くと予想されています。気になるのは債券市場の2年10年の金利の差(Spread)が縮んでいる事です。市場は2年債の金利の上昇つまり直近の利上げが続くことより米国のインフレが長期に続く事を予想しています。さらに10年債の金利が短期以上に上昇している事で潜在成長率が上昇していると市場は考え始めていると言えます。つまり景気が拡大するというよりインフレが長期化するとの懸念が出ています。
米国のインフレの長期化は日本の金融政策にも直接的な影響を与える為今後植田新日銀総裁の政策決定の舵取りが難しくなります。日本の長期金利の上昇は固定の住宅ローンに影響しますし、インフレの加速は低金利政策への歪が高まります。
先日発表された東日本不動産流通機構の1月の中古マンション・中古販売の価格も上昇しています。成約件数はマンションが‐6.5%中古住宅が‐5.1%と減少していますが、
マンション平米当たりの価格は都区部で5.5%上昇の100.3万円 、中古住宅は都区部が14.9%神奈川県が28.1%の急激な上昇となっています。成約件数が減っていますので大型物件の成約価格が指標へ与える影響が高くなるので一概に価格の上昇を恐れることはないと思いますが、33か月連続の上昇となっているのは心にとめておきたいと思っています。
不動産業者として成約件数の下落と価格の上昇をどのように捉えるか難しい局面に変わりないと思います。慎重に精査していきたいと思います。
2023年2月17日

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