円高が進んでいます。裏側と不動産への影響は!?
J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は小雨。昨日は八王子で39.1度の気温を記録しました。今日は最高気温33度の予想です。ただ蒸し暑いのでご自愛ください。
連日為替が動いていますが昨夜に発表された米CPIは年率3%の上昇。2年近く続けてきた利上げの効果が出てきている事が顕在化してきました。ドル円は138円台前半まで値上がりしています。先週は143円台でした。FRBの利上げのステージは後1回、0.25%の上げで終了との見方が優勢です。金利市場では2年債が0.16%下がって4.73%5年債が0.15%下がって4.07%指標である10年債は0.12%下がって3.86%でした。2年10年Spreadはマイナス0.87%まで縮んできました。今回の円高はアメリカの金利低下だけではなく日本の10年国債の金利の上昇による金利差の低下が原因のようです。日本国債10年債は昨日0.475%前日比+0.025%でした。日本はアメリカよりサイクルが遅れているため7月下旬の日銀決定会合でのYCCの上限金利の変更が議論されるのではとの思惑もあるようです。円高が進んでいる事で株式市場も21780円まで昨夜売り込まれていました。今週まで売り圧力が強いと言われているので来週からの相場が気がかりです。チャート的には調整相場に入っているようです。
不動産業を営んでいて住宅ローンを組むお手伝いをさせて頂きますがサラリーマンの方の与信の高さは目を見張ります。安定的な雇用と右肩上がりの給与の上昇がモデルになっているので金融機関としては貸しやすい相手です。しかしながら働き方も変わってきています。転職が若い方には普通になってきています。この場合フラット35は最短転職後6か月から住宅ローンを組めますが1年を擁する金融機関が大半です。給与が上がっていても長期的な安定の目線から与信が低いようです。75歳までに返済するスキームが住宅ローンの基本ですので50代での住宅ローンを組む場合月々の支払いが多くなります。現在住宅ローンは金融機関の収益の柱になっていますが金利低下競争が過激になり、みずほ銀行が撤退しました。ネット系のauじぶん銀行は0.19%まで条件が合えば金利を下げるそうです。変動金利ではありますが手数料だけで稼ぐ究極金利競争のステージに入っていると思います。
勿論AIを駆使して住宅ローン審査に人が介在しないようなシステムも構築しているようです。デメリットとしては審査に時間がかかるので改善が待たれます。金融機関の内情も変ってくると思います。しっかりとフォローして最適な商品を我々のお客様にご紹介したいと思います。
2023年7月13日

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