コロナで積み上がった貯蓄が取り崩される局面です。楽しい消費?苦しい消費?
J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。朝晩の涼しさが心地よく、気付くとクーラーを入れずに就寝したここ2日はいつぶりだったか思い出せません。その間の電気代いくらだったのか怖くてしっかりと確認できずにいますがカードの明細ではかなり安く感じました。政府補助の影響でしょうか?
日経新聞によると1~3月の家計貯蓄指標は1.6%、これから発表される4~6月期の指標がコロナ前のコロナ禍最大21.4%まで増えた貯蓄が低下し消費下支え効果に期待とありました。その額は59兆円。コロナ前の家計貯蓄額は5年平均で1.2%。この数字を下回れば貯蓄を取り崩し期に入ったといいます。数字が安定的に低下するかは長期に観測しなくてはならないと個人的には感じます。米国は昨年まで370兆円積み上がった貯蓄が今年1~3月までに280兆円まで減少、消費に回りインフレが長期化しているようです。日本は貯蓄傾向が強い国で他国と比べる事は難しいかもしれませんが、エネルギー価格や物価が上昇しているため貯蓄を取り崩していく事になる可能性はあります。賃金はインフレ率ほど伸びていないので実質賃金はマイナスになっています。岸田総理は貯蓄から投資へと標榜していますが、投資へ回る資金が投資に回らず生活を助けるための資金の取り崩しになると投資マインドは冷えてしまうと思います。人は貯蓄額が減るととても悲しい気持ちになるそうです。アメリカの調べでは仕事をしていない億万長者と毎月数百ドルが安定して入ってくる人の幸せ感覚は後者の方が高いといいます。景気の気は気持ちの気とも言われます。コロナが緩み楽しく消費できる環境は将来への安心感からくると思います。長期的な給与の緩やかでも増加できるマインドを情操できるかが重要ですね。
昨夜の金融市場では特に大きな指標が出たわけではありませんが米国債10年債は0.1%程度金利が上昇しています。よってドル円は149円に近づきました。昨夜の金利の急上昇は政治的問題が指摘されています。9月末までに米国議会がつなぎ予算案を可決できないと政府がクローズします。もう季節行事のような米国政府シャットダウンですが、どうなるでしょうか?注目していきたいと思います。
2023年9月26日

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