J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り。今日は夕方から雨の予報です。今日は事務仕事をしながら週末の作戦と仕込みをゆっくりしたいと思います。
日経平均が終値で40,000円を超えました。バブル後最高値を更新した事でマスコミでは大きく取り上げられていました。高値の更新には海外の資金の流入が影響していますが、海外資金が入りやすい環境を整えた日本の市場にもあったと思います。東証はカテゴリー改変(部制からプライムなど呼称制)に伴い多くのファンドに組み入れられるプライムの上場水準を引き上げました。その一つPBRを1倍以上に設定したことで上場を狙う企業は積み上がった内部留保を投資に回し始めました。また株価対策としてアベノミクスによって日銀が株を買ったこと、年金基金(GPIF)が株での運用に踏み切ったことが大きいと思います。今日の日経新聞では1970年代から年金基金が株式市場に入ってきたアメリカとの比較がありました。今でも日本では株式市場が博打場とのイメージもあって貯蓄から投資への動きを止めているかもしれませんが、今回の40,000円乗せそして安定的な相場の上昇が実現されれば産業への資金も入りますし経済が活性化します。先輩のアメリカ市場では年金基金は運用のプロとして1974年にエリサ法が制定され、年金運用者は委託者のために最善を尽くす事が義務付けられました。黙って株を買うだけだった年金基金が企業の経営に口を出すことが可能になり状況が変わりました。アメリカの70年台はベトナム戦争やオイルショック等国全体が疲弊して且つ深刻なインフレに悩まされていました。将来に不安を持った国民は年金が将来守ってくれるという思いが年金改革の後押しをしたといいます。一方70年台高度経済成長に沸く日本は89年まで戦後復興期の仕上げとして株式市場も右肩上がりで株はマネーゲームに利用されていました。結果この34年間で日経平均はようやく最高値を更新できましたが、米Dow工業株30種平均はなんと14倍になっています。年金基金が株式市場に資金を投入する事は運用面で多大な利回りが期待されますが半面マイナスが出る恐れもあります。しかし市場のクジラと言われるほどの巨大な資金が市場に入る事で心理的な下支えになる事も考えられます。基金のポートフォリオの割合が決まっているため株式市場が下がりポートフォリオに対する株式の割合が減れば基金は株に資金を振り分けます。投入資金が増えるので相場の下支えになるのです。ドル均等法と呼ばれる投資方法になります。しかし今後日本の高齢化で年金資金が流出超になれば相場士たちは空売りを仕掛けてくるかもしれません。難しい相場になりますが、運用のプロがになって下さっているので是非我々の年金資金を、そして相場を守って欲しいと思います。株式市場の上昇は気の部分でも経済に好影響を与えひいては不動産市場も活性すると思います。好循環を期待します。
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