米雇用統計と国内4月の住宅ローン金利。

J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り、昨夜の雨は上がりました。上野公園の桜は満開のようですが、隅田川沿いの桜は満開までもう少し、週末は花見客で賑わいそうです。

昨夜の金融市場は、本日発表される3月の米国雇用統計前に米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁が「インフレ率が横ばいで推移し続けるなら、利下げを行う必要があるのか疑問視される」と述べたことや中東情勢の悪化をを受け下落。Dowは500ドル以上下げNasdaqも220ポイント以上下げました。また債券市場は中東情勢の悪化と株からの資金の逃避先となり10年指標国債は0.05%下がり4.31%となりました。今夜の雇用統計の予想は20万人プラス。報道ではカリフォルニア州の最低賃金が20ドル(3000円)となり労働者には福音ですが、雇用主には厳しく価格上昇の弾みになると懸念されています。日経平均先物も大きく下げて本日の市場は600円程度下がった39100円近辺で始まりそうです。40000円を節目にせめぎ合いとなっています。今年の日経平均の上昇に中東マネーが関与しているというニュースが出ていました。中国からの資金を円安の日本に振り分けたようです。中東マネーファンドが集中するロンドンからの資金と香港の資金が東京市場に入ったとされています。中東マネーの行方は為替動向が影響しそうです。

4月の住宅ローン変動金利は日銀のマイナス金利解除後の変化に注目が集まりましたが、各社ほぼ横ばいで推移しています。ネット銀行各社は毎月金利を更新していますが、都市銀行などは4月と10月に変動金利を改定するために10月まで消費者に大きな影響はなさそうです。この半年、金融相場を見ながらお客様の相談に応えていきたいと思います。実際敏感なお客様は金利上昇の前に物件を購入したいというインセンティブがはたらいているように感じます。市場は売り手市場に変わりはありませんが地区によっては価格調整が起こっていて買い手有利の市場になってきています。仲介業が賑わう兆しが出てきていますので注目しています。

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