J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。今朝は少し涼しく感じますが、日中は炎暑です。同業者の内覧販売会開催の皆様、休みながら頑張りましょう。
日銀が利上げして住宅ローン金利が上昇しどうなるか?と質問を受けます。折しも利上げ後株価がつるべ落としのように最高値から8000円も下がっています。経済崩壊などマスメディアも報じ始めています。中国経済に続いてアメリカ経済も急ブレーキなどネット記事が踊ります。景気が悪くなるのに利上げ?住宅金利上昇?どうなっているのでしょう?
少し難しくなるかもしれませんが、お許しください。
1)日本の金利水準は世界的に見てもとても低い。 アメリカの政策金利は5.25%、イギリスは5%、EUは4.25%です。日本は利上げして0.25%インフレに苦しんだ世界各国は景気が急激に悪化しても利下げという武器があります。金利を下げる事で経済を活発化させることが出来ます。日本は海外がこの2年半インフレ抑制の為利上げを続けている間も低金利政策を続けました。国内の景気を止めないためで円安を招きましたが円安は輸出企業が多い日本では業績を上げ法人税が増える事で税収が上がり賃金も上がる正常な経済活動に政府日銀は賭けました。エネルギー価格は円安で上昇しましたが補助金を入れる事でしのいでいます。結果は52年ぶりの円安水準を招き介入に追い込まれましたが「動かざること山の如し」我慢の政策がここにきて生きてきています。スピードが速いので驚きますが正常化が進んでいます。
2)住宅ローンが上がる。大変だ。でもどの位? 日銀が利上げして住宅ローンが上がります。今後も上がり続けると話題になっていますが、本当でしょうか?どのくらいでしょうか?今回の利上げ後、住宅ローン金利の基準となる短期プライムレートは0.15%程度上昇しています。変動金利はこの0.15%を基準として各社決めていきますが概ね出そろうのは10月になります。0.15%金利が上がると支払いはどうなるか検証してみます。 仮に5000万円の借り入れがある場合0.345%から0.15%上昇して0.495%に上昇した場合、ひと月の支払いは現在126390円程度、0.495%になると129680円程度3300円の上昇になります。利上げのスピードにも寄りますが1日100円程度の上昇です。こう聞くと何とかやりくりできそうですね。
3)利上げはどの程度まで上がるのでしょうか? 未来の話をするのはとても難しいです。海外の景気が利下げにより持ちこたえれば金融市場が暴れただけで済むと思います。先ほども書きましたが世界の中央銀行は4%以上の金利がありますので利下げ余地が沢山あります。リーマン級の経済クラッシュがあれば大変ですがそれでも金利が下がる方向であれば今回の日本の利上げの理由の一部になっている円安は回避されますので日本が金利を上げる必要はありません。私はあっても後1回0.25%ではないかと思います。であれば変動金利の上昇幅は限定的で0.7%程度になるのではないでしょうか?金融機関によって金利は大きく変わりますので金融機関によっては1%程度の金利を提示する場合もあるかもしれません。金融機関の選定は必要になります。それともう一つ。住宅ローン変動金利は全住宅ローンの7割を占めると言われています。政府日銀も住宅ローンの動向を注視しています。急激な利上げはないと考える理由でもあります。
(上記は個人の現在の見解です。状況によって変化することお許しください。)
弊社は、内覧販売会を開催しています。「葛飾区白鳥・駅から3分新築戸建て」提携している桧家様の「全館空調大泉学園第10期」、「等々力パークホームズ」「大森永谷マンション」「南越谷110㎡リノベーション」(青文字リンクで物件概要にジャンプします、クリックしてください。)こちらも是非ご内覧ください。2024年8月4日