J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り。今日は大晦日今日東京の最高気温は16度の予想。昨夜瀬戸内から戻ってきたのですが少し暖かく感じました。昨日は今治市大島からしまなみ海道を渡って尾道に入り岡山駅から東京に帰ってきました。尾道は我々世代では大林宣彦監督の「尾道三部作」を映画で見ていつか行きたいと思っていた街です。現在でも活躍している尾見としのり・小林聡美、原田知世や富田靖子が主演しました。特に私は中学3年生の時に見た「さびしんぼう」が好きで映画のラスト近く、夜、雨の降る中でヒロキ(尾美としのり)とさびしんぼう(富田靖子)が座っていた場所を聖地巡礼してみたいと長年思っていました。西願寺というお寺で尾道駅から歩き向かいました。映画のロケ地である駅前のアーケードを覗きながら向かいます。坂が多いと聞いていましたが聞きしに勝る坂で90センチぐらいの幅の階段が街を覆っている三軒家地区は不動産業目線から見るとハザードはどうなっているか気になりながらの観光でした。尾道ガウディハウスは登録有形文化財で現在はゲストハウスとして宿泊する事が可能です。用途地域を調べると「第一種住居地域」建蔽率60%容積率200%とあります。また三軒家地区は土砂災害特別警戒区域に指定されていてます。また90㌢幅の通路は道路台帳から市は管理しておらず、建築基準法上の要件を満たしていないと思われ再建築は不可ではないでしょうか?となると改築で対応するしかなさそうです。擁壁は見たところ50年は経っていそうです。建築資材も人が運ばなくてはなりません。建築費もかなりかかりそうです。素晴らしい尾道の歴史的築に住むことはなかなか難しそうです。リフォーム技術を駆使して現在の基礎を残し改良しつつ新しい建物をリフォームで作り街の雰囲気に合わせた建物を建てる事になりそうです。ハードル高そうですが、是非どなたかに挑戦して頂きたい地区です。このように不動産目線で土地を観察するのも楽しいですね。あっ、これって商業病ですか?
本年もブログをご愛読いただきありがとうございました。来年もお願いします。2024年12月31日