J&HHOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。今朝は風が強く寒く感じます。昨日は15℃まで気温が上がりましたが今日の最高気温は8℃冬が戻ってきました。体調管理気を付けましょう。昨夜の金融市場はCPIが予想より若干良かったこと、FED発表のベージュブックで個人消費が好調なクリスマス商戦で伸びている事で株式市場が反発、金利も0.1%程度低下したせいで為替は156円台に円高に振れています。昨日日銀植田総裁が全国地方銀行協会が開いた会合で2025年の金融政策運営について「経済・物価情勢の改善が続いているのであれば、それにおうじおて政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく。」と述べ23日から24日に開かれる金融政策決定会合で「利上げを行うかどうか議論して判断する。」と述べました。利上げは市場ではほぼ確実視されているようです。
戸建はマンションに比べ実需での売買比率が高いと言われています。新築戸建にバルコニーを撤廃するなど簡素化の波が訪れていると報じられています。不動産価格が上昇して顧客の購入ニーズが叶わないため仕様を簡素化することで建物の価格を抑える傾向が強くなってきていると言います。一方で大手ハウスメーカーはZEHや全館空調などハイスペックな仕様を充実させている企業もありここでも2極化が進んでいると思われます。ダイワハウスが埼玉で分譲した物件は1件の延べ床面積を95㎡に抑え価格を5500万円台にしたため売れ行きが好調だといいます。特徴として建物にバルコニーがありません。代わりに洗濯物を干せる専用の部屋を設えました。一般的にはバルコニーに50万円程度費用が掛かるので撤去することで価格を抑えられます。おりしもドラム型選択乾燥洗濯機の普及により洗濯物の外干しを嫌う家庭も増えています。最近では洗濯物を掛けるハンギングバーをオプションで追加する顧客が増えていると言います。またマンションに慣れた顧客は洗面トイレに窓がなくても抵抗がないため窓を付けず販売価格を抑えているケースも目立ってきているようです。地方では平屋を提唱する企業もあり暮らし方に変化が見られます。家族が住みやすく楽しい家が建てられれば良いと考えます。バルコニーや窓などあってあたりまえの物が実は生活の変化で不要になっているのなら改善も必要なのかもしれません。常に新しい感覚で物事を考え常識に対抗することが必要だと思いました。2025年1月16日