J&HHOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。弊社5期目を控えて4期目の反省と5期目の展望のミーティングを昨日持ちました。膨らんでしまった成長目標と現実とのギャップに苦しんだ4期目。「誠実・熱心、謙虚」の社是を守りつつ企業として成長するつまり売り上げをしっかりと上げていく。また創業時の5か年目標を如何に達成するかを話し合いました。目標が高すぎると過度な負荷がかかり達成が遠くなります。仕事は枠組みと段取りが肝になります。短期・中期・長期の目標に向けてどのようにチューニングしていくかが重要だと思います。そんな時、偶然にも今朝の日経新聞「私の履歴書」で伊藤忠商事会長CEOの岡藤正弘さんが商社万年4位の伊藤忠商事なぜ業界1位「純利益・株価・時価総額」になれたかを解説していました。伊藤忠は稼ぐ力「売上総利益」は業界2位で強い。ただ経費が大きく営業利益にすると4位になるという現状を踏まえたうえで経費を抑え、また伊藤忠は資源部門が得意で非資源部門での売り上げを伸ばせば財閥系3大商社を抜けると考え行動します。得意分野を認識しながら少しずつ勝ち癖をつけ自信をつける戦略です。渋沢栄一が論語と算盤で訴えた「蟹穴主義」で蟹は巣の穴を自分の体の少し大きめを掘り殻を大きなものに変えていく事を経営をなぞりました。少しの背伸び、成功体験など巷でもよく使われ子育て世代にはすっと入ってくる理論です。当たり前の戦略ですが徹底的に分析し仕組み・段取りを作り目標を短期中期長期について全社員で共有し分析したことが成功の秘訣だと改めて思い知らされました。大企業とて特別な事をしているのではなく基本に忠実に且つ極限まで追い求める事が成果を生むと納得しました。5期目頑張れそうです。
トランプ氏は昨年12月証券取引所を訪れた際自分の成績表を株式価格だと言いました。この言葉がトランプ氏の日ごろの過激な言動があっても支持が保たれるのだと思います。「ゲインロス」所謂「ギャップ萌え」で暴れん坊が緻密だとそのギャップに信頼感が増すという事でしょうか?全体の過半数の支持が得られれば政権は維持できるという意思があるから大胆な改革?政策が実行できるとも言えます。たしかに大きく舵を切るためには少々の反対は避けられません。ビジョンの共有は大事ですが国家という超大船の場合はハンドリングが難しいので過激な言論と緻密な政策管理を株式市場で調整しているとすればすごい人なのでしょう。
政府は地方交付税交付金を支給する際、人口減による「限界集落」などを避けるために「コンパクトシティ」を目指すインフラ計画の有無により差をつけていく予算措置を取ります。住人の賛否は大きくなりますが、人口密度が下がり且つ高齢化することでサービスが届かずコストも増大するため政府は対応を急いでします。買い物など実生活だけでなく社会インフラの整備にも影響します。税収が下がる中で生活レベルを保つために必要な施策だと思いますが、高齢の方に理解を得られるか難しい問題です。人口が減る中でコンパクトシティ構想は重要な解決策になりますが住民の意思を尊重しないと公共事業費を増やし企業が儲かるだけと受け取られかねません。迅速で丁寧な説明が求められます。難しい問題ですが乗り越えていってほしい。次の世代にきちんとしたバトンを受け継いでいける方法を作れればよいと思います。2025年1月24日