J&HHOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。今日も穏やかなお天気のようです。営業にはありがたいお天気です。昨日は「LandsClub」の会合に参加して大企業が率先して「餅は餅屋」的な理論の元、会社の規模を問わず土地を仕入れる・紹介する体制を整えようという組織です。今まで不動産業界は縦割りであり仲介は仲介・建築は建築・仕入れは仕入れと別れ競争していました。社内でも部署が分かれ連携より競争をしていた教訓が今回の動きになっています。ではほかの大手はどのように動いているのか気になりました。実際は全く興味がない・部分的(限定的)に取り入れているという物でした。◎興味がないと発言した会社は戸建て事業を業務の中心には据えていない事が理由かもしれませんが、土地なしの顧客は関知せず過去の半世紀の顧客を掘り返すことで業務を成り立たせているといいます。事業的には大型戸建より地主の大きな土地へアパートを建築する・建て替える需要に特化してました。◎部分的(限定的)と発言した会社は基本的には自社グループで全体を賄う物であり、部分的に「エース」と社内的に呼ばれる他社不動産業者を選んで限定的に提携していて一定の成果を上げているという事でした。確かに「LandsClub」は全体会合や部分的会合が年6,7回あり開催にあたり多くの人・時間を費やします。ゲリラ的に1部門で行っては効率が悪く会社を上げて方針を立て予算を組まなければ成果は出ないかもしれません。戸建が他社に比べメインである事も作用していると思いますが、縦割りの社会を横断的に組織作りすることで参加した我々だけでなく社員も個々の営業の知識の幅が広がるのではないでしょうか?社員の方と話していて会議など社内では感じられないものがあると言っていました。どの施策が成功するか分かりませんが業界が人口減少下10年後の業界・会社を考えて大きく経営のかじを切っているようにも感じます。現在日経新聞に連載中の「私の履歴書」伊藤忠商事CEOの岡藤正弘さんの文章にもありましたが、会社は人が資産です。一人ひとりの事業スキルだけでなく幅広い知識を習得するモチベーションに応える場所を提供するのも企業として必要な事かもしれないと感じました。我々も仕組みづくりに協力しながら自社の仕組みの構築・再編成にこのイズムを役立てたいと思います。2025年1月26日