J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。昨日は節分で恵方巻と豆まきをされた方も多いと思います。恵方巻はすっかり季節の風物詩になりました。以前関東では恵方巻を食べる習慣はありませんでしたが、1990年代以降にコンビニエンスストアの積極的な販促活動によって関東だけでなく全国に広まりました。もともと恵方巻は関西で食されていて幕末から明治時代初頭に、大阪・船場で商売繁盛、無病息災、家内円満を願ったのが始まりで、一説には若い女性の好きな人と一緒になりたいという願望から広く普及したとする説があります。節分の「追儺」(豆まきと鬼)は元々宮中大晦日の行事であった。歳徳神のいる「恵方」へ歳徳棚の向きをあわせ餅を飾り年神を迎える正月の習慣が用いられたようです。戦後1949年、大阪鮓商組合が土用の丑の日に鰻を食べる習慣に対抗する販売促進手段として、戦前に行っていた「節分の丸かぶり寿司」の広告を復活させたとされます。土用の丑の日と同様販売促進の一環だったようです。それでも昨日は今年の恵方である「西南西」を向いて無言で巻物を食べた方が大勢いらっしゃると思います。拙宅も家族で無病息災を祈りつつ(子供たちが何を祈ったかは不明ですが)恵方巻を頂きました。
今年の恵方は「西南西」でしたが、不動産では東南の角が良いとされ、土地でもマンションでも一等地として取引されます。日当たりがいいため好まれるのですが、見方によっては好みも変る場合もあります。住宅メーカーでは北道路が吉とされます。なぜなら北側斜線の影響を受けにくいからです。北道路は不人気ですがお土地の面積を有効に使う為にはとてもいいお土地なのです。マンションの北側はどうでしょう?好みの問題ですがところ変わってアメリカでは北向きのアパートに人気が集まると言います。家具や絵画が日に焼けるのを避けられるからだと言います。冷暖房が完備されていなかった昔ならではの風習と捉える見方もあります。日本はじめじめした気候で北側は湿気が溜まりやすいと言われ昔の家は水回りが集められていました。しかし断熱がしっかりとした現代の建物では結露なども起こりにくく北側のデメリットが減少しています。北側斜線がかかる南側は光を取り入れるために北側に寄せて建物を建てると北側の部屋が斜線に抵触して屋根がきつい傾斜の斜めになる事があります。快適に生活するための提案、プロの我々にお任せください。2025年2月3日