J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。今朝の冷え込みは厳しく感じます。気温は0℃。冬ですね。冬の寒さを如何に苦痛に感じず楽しめるか考えています。暖かな布団を買ったので潜ってだんだんと布団の中が温まっていく瞬間が好きです。お風呂場も寒いのでお湯を溜めてゆっくりと入るのもいいですね。ゆっくり浸かれる時間を取れないのが玉に瑕ですが。屋内の寒さを使って逆を楽しむ冬の楽しみ方ですが、浴室の寒さは齢50代中盤になると少し不安です。
最近お客様と面談すると家に求める機能について「広さ」「デザイン」についで「断熱」が増えています。エネルギー住宅が住宅ローン減税の基準の柱になるなどインフレ時代のエネルギー価格の上昇を抑えさらに気候変動下を快適に暮らせる機能を真剣に選ぶお客様が増えています。エアコンでも対応できますが風が届く範囲が狭く部屋でも気温差があるなど不便を感じる方が多いです。一度温めたり冷ましたりした部屋を快適に経済的に暮らすことがテーマになっています。住むだけでなくプラスαの機能が贅沢でなく家族を守る大切な要件になっているのも環境的経済的変化がもたらしているのかもしれません。「全館空調」が話題にっています。海外ではセントラルヒーティングなどが一般的ですが日本も標準設備になる日が来るかもしれません。
住宅金融支援機構がマンションの管理組合向けに発行する運用商品「マンションすまい・る債」の応募数が2024年前年度比3割増しになったといいます。インフレで修繕積立金を運用する必要性が高まっている背景があります。私はこの債券が発行されているのを知りませんでした。管理組合は集まった修繕積立金をいかに守るかが課題でした。金融機関が破綻した際の預金保険も1000万円しか保証されないため戸数の多いマンションは複数の金融機関に預ける事が必要でした。理事会でも修繕積立金を万が一の際に守る議論が多かったと思います。時は変わってインフレ時代。銀行に置いていても金利は実際の修理修繕の価格の値上がりには対応できません。積み立てられた修繕積立金は日々減り続けているといっても過言ではありません。このスマイル債は金利こそ0.5%ですが預金金利より高く設定されています。住宅金融支援機構だけでなく新たな関連商品も登場しています。組合向け融資型クラウドファンディングを発売する企業も出ています。利回りは1‐3%とインフレ耐性が強い商品ですが、リスクが伴う事も事実です。所有者は修繕積立金がしっかりと管理運用されているかを管理組合に任せきりでなく資産管理として関心を持って欲しいと思います。昨今忙しい所有者も多く管理組合事態を外注するケースもあります。ご自身の資産管理の一環としてお住まいのマンションの修繕費がどのように使われているかまた管理されているかを注目して頂きたく思います。ご自身を含めみんなでインフレと戦っていきましょう。お金の使い方も住民が議論する。金利のある世界のスタンダードになると思います。2025年2月6日