J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り。今朝は少し暖かに感じます。昨日参加した「浜町エリアマネジメント」の会合でも3月のお花見の話が出ていました。今年の開花予想は3月21日。後1か月半で春が来るのですね。今年は大雪のニュースをよく聞きますが、ここから緩やかに春がきます。日本橋地区では桜に先んじてモクレンの花が咲きますが蕾を確認できるようになりました。春近づいていますね。
三菱UFJ銀行の行員が貸金庫から顧客資産を盗んだというニュースがありましたが、今朝の報道ではマンションの修繕積立金を管理会社の社員が使い込む事件が起きたと報じています。通常、修繕積立金の管理は管理会社が通帳や出金を理事長が印鑑を持つことが一般的ですが、管理会社によっては管理会社が印鑑と通帳の両方を管理していたといいます。このような管理会社は稀だといいますが、マンションにお住まいの方は一度、管理組合の修繕積立金管理について確認したほうが良いかもしれません。また、不動産仲間の雑談では、戸数の少ない築古マンションの空き部屋を建築会社が買い社員を住まわせて部屋数の過半数を押さえた段階で修繕積立金で簡易な工事を自社に発注し修繕積立金をほぼ使い切り、修繕積立金の不足を訴えて建て替えを行った事例があったと聞き、冬に聞いた怪談で寒くなりました。本当かどうかは分かりませんが、投資用マンションの所有者の殆どが海外投資家で修繕費が全く積み立てられていない物件もあるといいます。購入に際し細心の注意を払って我々もお手伝いをしながら調べていく事が必要だと思います。資産の防衛は誰でも必要だと感じています。
昨日発表された米国の消費者物価指数は3%の上昇で米国がしつこいインフレに悩まされている事が確認でき、FRBの利下げペースが遅れる事になりそうです。日本は日銀が利上げフェーズに入っている事で債券が売られやすく指標日本国債10年債も1.3%を上回って推移しています。住宅ローン固定金利が2%程度になる日も近いのではないでしょうか?日銀は利上げを進めたいと考えているようですが、GDPに占める不動産関連の割合は文部科学省の調べでは10%を超えています。重複する住宅を購入時に付帯して購入するような、住宅ローン(サービス・金融)や電化製品(卸売り小売業)なども含めるともっと上がると思います。不動産市況は活況だと言われていますが、最近お客様と接していて金利が上昇した場合の支払い額について聞かれるケースが増えています。心理悪化で購入を辞める方もおられ消費者が購入に消極的になり始めている兆候も出ていると思います。インフレ対策は必要ですが、急激な変化は市場を壊すことになりますので政府日銀は難しい局面にいると感じます。2025年2月13日