J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。今朝は少し手がかじかみました。週末はお天気がすぐれないようです。暑さ寒さも彼岸まで。今年のお彼岸は中日は3月20日(春分の日)です。桜の開花日予想もその前後、気付けば後10日程度ですね。
トランプ氏の関税政策の影響を金融市場が注視しているようです。株価下落の流れが止まらず昨夜はDowが427ドル下落、Nasdaqが483ポイント下げています。日経平均先物は37060円まで下げています。今週日本国債10年債の金利の上げが目立ちます。昨日は1.51%まで上昇しました。16年ぶりの水準です。2年債も0.86%まで上昇、18年ぶりの水準になっています。為替は米国金利が横ばいだったためか147円台後半で推移しています。日本国債2年債の動向は今後の日銀利上げの指標になります。市場は日銀高官の発言にも敏感になっています。次の利上げ予想は7月ですが、前倒しがあるようでしたらブログにも書きたいと思います。連合は春闘での賃上げ要求を6.5%増と表明しています。円安は輸出企業の業績を大きく上げます。賃上げは歓迎ですが人件費の上昇はインフレを加速します。このところ為替は150円を割り込む円高方向に進んでいて原油価格も66ドルと安く抑えられていますが、資材価格が下落したとは聞きません。市場価格は上下しますが小売り価格にはなかなか反映されません。一度値上げしてしまうと価格の変更が直ぐには出来ないのがインフレが根強くはびこる理由でもあります。
3月に入って不動産市場が少しずつ動き出しているように感じます。顧客からの問い合わせが増えてきています。市場に出ている在庫は滞留期間が長くなり価格変更を考える売主が増えてきているといいます。需給が良くなってきているので我々も正念場ですね。積水ハウスが過去最高益を発表しました。前期比30%を上回り4兆円を超えました。海外の住宅販売会社買収が寄与したといいますが国内販売も価格転嫁が進み好調だったといいます。先にも書きましたが、需給がかみ合う兆候が出てきています。がんばりましょう。2025年3月7日