J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り。今朝は気温5℃寒さが戻ってきた気がします。それでも花粉が多く飛散しているようで今日は涙が良く出ます。変なところで春を感じてしまいます。
今週は金融市場がトランプ大統領の関税政策を巡って右往左往しました。昨夜は米国2月の雇用統計が発表され市場の予想16万人を若干下回る151000人と発表されました。失業率は4.1%と、1月の4.0%から上昇しました。市場ではFRBが年内0.75%の利下げを織り込んでいます。回数では2~3回になります。関係者は6月の利下げを有力視しています。ニューヨークで開かれた演説でパウエルFRB議長は「新政権は貿易、移民、財政政策、規制という4つの異なる分野で重要な政策変更を実施している。変更とその影響をめぐる不確実性は依然として高い」と指摘。その上で、「FRBは見通しが変化するにつれて、シグナルとノイズを区別することに焦点を当てている。急ぐ必要はない。より明確な見通しが出てくるまで待つ態勢が整っている」と述べました(ロイター)。市場は週末のポジション調整も含め反発。為替は一時146円台まで上昇しましたが最後は148円台前半で取引されています。
昨日は去年土地の契約をしたお客様のお宅を訪問しました。引き渡しを来週に控えオープンルームを開催して下さり訪問する機会がありました。販売時は更地だったのに立派な建物が建っていました。見上げながら、購入申し込みを決めた打ち合わせの事、決済時のちょっとしたエピソードを思い出しました。不動産の購入は決断の連続です。一度土地の購入のタイミングを逃したお客様は私が相場より少し高い価格であるため価格交渉を申し出た際、「逃すのが嫌なので交渉はしません。」とおっしゃられました。私はその時の眼が忘れられません。表情は戸惑いながら目には強い力がありました。女性の方でしたが圧倒される目力でした。大きな決断をする際の表情を多く見てきましたが忘れられない瞬間です。生半可な対応・営業は出来ないと痛感した瞬間でした。その後ハウスメーカーの方にバトンタッチしましたが、地鎮祭や上棟、引き渡しなどイベントには顔を出させて頂き初心に帰る機会を頂いています。お客様の期待と不安を一緒に解決する気概が大切です。うまくいかない事のほうが多いですがしっかりと対応していきます。今日もお打ち合わせがありますが、お客様の大きな決断の少しでも助けになれれば幸いです。2025年3月8日