都心6区中古マンション売り出し平均価格15000万円越え。本当!?実態と潮流について

J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。昨日東京での桜の開花が発表されました。平年の開花日と同日で、昨年より5日早い観測です。標本木である靖国神社のソメイヨシノが2,3輪開いたと報道されています。満開は29日。ただ、金曜日土曜日は雨の予報。日曜日は晴れるようですが、地面が濡れているとお花見に支障が出そうですね。私は日曜日朝6時から花見の場所取りをするのですがブルーシートを置く地面のコンディションが心配です。

東京カンテイが24日に発表した2月の中古マンション平均希望売り出し価格は都心6区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)で前月比2.3%上昇して70㎡辺り15107万円になったといいます。2004年の調査開始以来15000万円を超えたのは初めて。坪単価で713万円。弊社のある中央区日本橋地区では人気の築浅の物件で坪800万円代もありますが、600万円代が多いように感じます。70㎡、12000万円台で取引されている印象です。タワーマンションがある勝どき・月島エリアはさらに高いのでおしなべて指標は妥当な気がします。今回の指標は売り出し価格の指標ですので一概に取引価格と一致するとは言えません。確かに物件が出れば売れる市況ですから取引金額と近いかもしれませんが、一定の価格調整があると思っています。千代田・港の超高額物件の売り出しが多ければ指数は高くなりますので市場全体がその価格であるとは鵜呑みにはできません。ファミリータイプは実需層がターゲットですが、40㎡台になると利回りを取る投資家が買い手の中心になります。その場合利回り2%前半となる価格での取引は難しいので場所・大きさによっても大きく価格が変わる気がします。同調査では練馬区や江戸川区などを含む城北・城東11区の平均価格は0.6%下がって6094万円となっています。下落基調にはなっていない物の実需層にとって高すぎる水準で反応が鈍くなっている可能性がある(東京カンテイ・アナリスト談)と分析しています。

3月4月は移動の時期です。賃料がどの程度上がったかの指標が発表になれば利回りを追求する投資家の今後の動きが読めるので指標の発表を待ちたいと思います。市場では賃料が10%以上上がっている地区もあると言われています。そこで今戸建が注目されています。勿論戸建も高く土地も出にくいのですが、高機能の住宅を自由設計で建てられる事が魅力となり実需の買いが増えています。高断熱高気密住宅や全館空調、個性あふれるクロスやキッチンを目指して若い方を中心に戸建が注目されている気がします。マンションが部屋に入ると個性がない部屋であることに対する一定の不満が戸建に足を向けているようです。8000万円近く支払うのであれば、カスタマイズできる自分の城を作りたいという方が増えていると感じます。駅近・都心というくくりでなく少し離れた落ち着いた環境でゆっくりと子育てをしたいという意見も多くリモートを活用して仕事をする事で通勤のデメリットを抑える事もあるようです。住まい方も時代によって変わる気配がしています。2025年3月25日

SITE MENU

OFFICE

〒103-0004
東京都中央区東日本橋 1-3-7

OPEN HOUR
am 10:00 ~ pm 19:00

OFFICE

〒103-0004
東京都中央区東日本橋
1-3-7

OPEN HOUR
am 10:00 ~ pm 19:00

©︎J&H HOME 2023