0金利解除後、10年国債金利最高値。住宅ローン上昇期の顧客営業は?

J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。昨日の暖かさで一気に桜が咲き始めました。気の早い方?で昨夜事務所近隣の浜町公園はブルーシートを敷いてお花見を楽しむ方が大勢居られました。楽しそうでした。

昨日の金融市場、日本国債10年債の金利が1.58%まで上昇しました。昨年のゼロ金利解除以来最高金利となっています。我々一般国民は日々の金利動向に一喜一憂すべきではありません。昨日の金利が我々が投資する銀行預金や住宅ローン金利に反映されるまで時間がかかるからです。住宅ローン固定金利フラット35の適用金利は住宅金融支援機構が発行するMBS(住宅ローンを担保とした債券)の金利動向によります。同債券は上場されていて10年国債の金利と超長期国債(30年債、40年債)の金利と連動する性質があります。今月の35年固定金利は1.92%でした。来月は2%を上回ると予想されます。4月は多くの金融機関が変動金利を変更する月です。変動金利の上昇が予想され変動幅がどのくらいか?と我々不動産仲介も電卓を片手に金利が上がった際の月毎の支払額を計算してお客様にご提案しています。今後も金利が上昇する事が予想され、最終的な着地点がどの程度になるか政府日銀も決められないためそれだけでも不動産市場にはマイナス要因になります。購入者に対してマイナスのお話をする事が多く不安を煽いすぎないように注意が必要ですが、未来の事は判らないので自信を持って営業が出来ないので忸怩たる思いです。せめて可能性をお示しして余裕を持って購入して頂きたいのですが、そうすると不動産価格が高く顧客もギリギリで予算繰りしているのでとても難しいです。自分や会社の数字を上げる為など営業マンは考えず顧客第一で臨まないと短期的な収益を見すぎて長期的に信頼を失う事になりそうです。さらに慎重にお客様と接する事が重要になります。

弊社は仲介業以外にも買取も進めていますが、マンションの買取再販は参入企業が増えすぎていて物件の買い入れが困難な状況です。薄利で事業を行っているところも多いのではないでしょうか?このまま金利が上昇すれば金融機関から借り入れる金利も上昇し(すでに2%から4%)収益を圧迫します。右肩上がりの不動産価格と売り手市場を前提とした市場環境が冷える可能性もあり今更ながら綱渡りの環境が続きます。チキンレースとよく言いますが2020年頃もコロナで不動産が予想に反し急騰した際も同じことを感じていましたが結果、強気で買い続けた業者と買わなかった業者との差はこの5年で歴然になっています。厳しいですがしっかりと経営資源を集めながら積極的に運営したいと思っています。2025年3月26日

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