J＆H HOME（株）小野弘志です。NYは曇り。気温は7℃。ダウンタウンジャケットが手放せません。昨日は急遽フィラデルフィアへ遠征しました。年甲斐もなく毎日動き回っています。電車は1時間の移動に片道140ドルもかかり予算オーバー。諦めかけましたが、google先生がバスの御指示。ネットで見てみると片道2時間かかりますが行きが40ドル帰りは20ドル台でチケットがあります。発着場所が町はずれなため少々心配でしたが、チャットGPTに聞くと昼間は安全だそう、またポピュラーな移動手段と言われ安心し購入しました。そういえば現金は初日に老舗のピザ店と小籠包店だけでそのほかは全てカードで済ますことが出来ています。チケットの買い方が分からずチケットブースの前で立ち往生しカウンター越しに拙い英語で話すのも遠い昔に感じます。本当に効率的になりました。移動方法は全てスマホが教えてくれるので旅行者と住んでいる人との行動の壁が低くなっています。訪日客も同様に言葉の分からない日本でネットを駆使して移行しながら効率的に観光と買い物、食事をすれば住んでいるかのように楽しむことが出来ます。言葉の壁が低くなった事が観光事業を伸ばしているのだと実感しました。世界中で人が移動しています。インバウンドは無くならないと確信しました。異文化の敷居がこんなにも低くなっている事を実感する旅になりました。コメ価格の高騰で都内の2割のお米屋さんが赤字で廃業が続いているとのネットニュースを見ました。半年先までの買い入れをお米屋さんはお店と契約します。その間市場が倍になってもそこまで小売価格を上げる事が出来ない事情があり赤字を抱えている業者が増えているそうです。裏には訪日客増加と国の減反政策があります。減反は一度決めてしまうと休耕地を再び田んぼにする事は出来ず、訪日客が日本を気に入ってお寿司を食べれば、コンビニおにぎりを食べれば日本人向けに計算されたコメ需要は読み違える事になります。人災と言われかねません。今回のトランプ大統領の関税率上げは世界の壁を上げています。政治は逆行してい様に感じます。コロナ禍の前にはGAFAが世界の最安値を提供する事で世界はデフレ化していくと言われていますがコロナ以降世界は逆行しています。政府も国民をコロナの際は守ってくれたのですがその支出を公債で賄ってきた反動もあるのかもしれません。市場に任せればもう少し穏やかに政策変更が可能だったかもしれませんが世界は鬼っ子トランプ氏を輩出。トランプ氏の出現が戦後の政治体制や利権体制を壊す事になるという評論家もいます。政治の大転換期にきていると。米国対中国の武器を使わない戦争の最終局面に来ているとの論評も聞きます。我々庶民には報道でからしか内情を知りうることが出来ませんがそのニュースすら誘導されているとすれば仮説を立てて今起こっている事を検証修正することが大事になると思います。まさに企業経営の手法を人生に置き換える必要な時代になったようです。山口周氏の著書「人生の経営戦略」が話題になっています。お金だけでなく生き方にもポートフォリオを持つことが必要だと氏は説きます。その際はゆるぎない自己が必要になると私は考えます。人生に仮定をたて事象によって常識にとらわれず道を選ぶには自己の確立が重要だと考えます。デカルトの「我思う故に我あり」ではありませんが、全てを否定して残る自己というものを理解して絶対なものとして物事を組み上げていく、その作業が必要になっていると感じます。2025年4月7日