J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。昨日の雨は春の嵐。雨風強く通勤の足にも影響が出ました。今朝、雨は去りましたが空気がヒンヤリとしています。風雨が強かったため軒下提灯に吊るした短冊が町内殆ど落ちているので今日は修復に追われそうです。今朝の日経新聞に戦後の戦災復興都市計画幻の幅100m道路とありました。東京の復興に当たり1945年当時、車社会の出現を念頭に福音100mの道路を8本都内に走らせ都市計画の柱とする計画でした。計画は予算付けが進まずとん挫しましたが、名古屋や広島では実現し全国の戦災復興道路として3本が現在に残っているそうです。ネットで名古屋の久屋大通り・若宮大通の記事を見ました。100m福音と言っても片側2車線の道路の真ん中に緑地帯がある道路です。札幌時計台の周りにもありますね。弊社が参加している「浜町エリアマネジメント」の会合でも地域活性化の議論をするのですが、100m福音道路とは規模は違えど浜町川緑道の活性化が議題に挙がった事があります。緑道は目を潤す事は間違いないのですが、広い道路は地域を分断します。また緑道を歩く人も少なく施設が上手に使われていないとの意見もありました。うっそうとした木々が緑道を暗くして歩きにくいとの意見もあり議論は平行線になりました。緑は多く、街を分断しない道路とはどんなものがあるのでしょうか?私は表参道が一つの答えだと思います。都内の名所にもなる表参道は幅員36mの道路の両脇、中央分離帯も緑化されていて歩行者の眼を楽しませます。中央の緑は中央分離帯としての機能のみで歩道はついていません。確かにケヤキは広葉樹の為秋には葉が落ちます。大量の落ち葉の処理は大変ですが、街の価値を上げる効力は十分にあると思います。日本橋浜町、清洲橋通りにもケヤキは植えられていますが、中央分離帯がない為両脇のケヤキだけでは緑被率が上がらず目を楽しませる潤いのある通りにはなっていません。都心の緑の確保に中央分離帯を利用するのはどうでしょうか?2025年5月3日