J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。今朝も涼しい朝です。気温は13℃。道を歩いている人も少なくがらんとした街を散歩しました。軒下提灯が揺れて週末に行われる「神田祭」の賑わいを予感させますが、最近の雨風のせいで提灯に吊るされている短冊が無くなっている提灯が多く、早く直さなければ・・・と感慨に浸る事もできませんでした。どこか気忙しい静かな朝です。
オマハの賢人と言われる経済界の大物ウォーレンバフェット氏(94歳)が引退を発表しました。長期投資・バリュー投資を投資方針として投機に厳しい目を向けていました。2009年に刊行された「スノーボール」という自伝を読み彼の富が60歳を超えてから膨れ上がった事を知りました。投資利回りが高くても投資額が小さければリターンも少ない、再投資する事で複利が効きより投資効率が上がる事を感じました。投資額を増やすために地道な経営努力が必要であり我々の経営にも当てはまります。弊社も5期目を迎え足場は固まってきています。次のステップに行くためには投資効率を上げていかなくてはなりません。72の法則というものがあります。72を期待利回りで割った数字が資金を2倍にする期間になります。例えば成長を年率15%すると仮定すると投じた資金は4.8年で倍になります。投資額が3000万円であれば1年目、450万円の利益を生む必要があります。この数字目標の為にどの分野に投資するか・回収期間は?など細かく設定すれば道が見えてきます。実際会社経営ではこの程度の利益では成長はできません。まずは赤字に陥らず投資可能な内部留保を高める事が必要になります。現金も大切ですが同時に銀行融資に頼り社会的信頼度を高める事も必要です。融資額が大きくなる事は「スノーボール」理論に欠かせません。リスクを正確に算出する事が重要です。投資の手を止めるような事は経営では御法度になります。回り始めた雪玉を止めると大きければ大きい程次に動かすのが大変になります。会社の規模についての社内での話し合いも重要です。要は経営陣が会社を大きくしたいのか?そのための人材育成のスキルを供えているのか?など別の問題が起こります。弊社はこの少し前のステージにいる気がします。会社をどうハンドリングするのか?十分な顧客重視が可能か?社是「誠実・熱心・謙虚」に即しているかなどをしっかりと考えて進めたいです。バフェット氏もきっと紆余曲折を経て大きな雪玉にしたと信じて。2025年5月5日