J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り。今夜から「神田祭」がいよいよ始まります。神田明神は平将門を祀っています。現在大手町にある将門塚の辺りにあり慶長5年(1600)、天下分け目の関ヶ原の戦いが起こると、徳川家康公が合戦に臨む際、戦勝のご祈祷を行ない天下統一を成しました。これ以降、徳川将軍家より縁起の良い祭礼として絶やすことなく執り行うよう命ぜられましたといいます。江戸幕府が開かれると、元和2年(1616)に江戸城の表鬼門守護の場所にあたる現在の地に遷座し、以後、江戸時代を通じて「江戸総鎮守」となったといいます。征夷大将軍は源氏でないとなれないという概念を持っていた私はなぜ平家を祀る「神田明神」?と思ったのですが、平家が源流と言われる織田信長も朝廷から征夷大将軍を打診されたといいます。室町時代にも平家源流の征夷大将軍が出たそうです。話がそれましたが、神田明神は下町地区に氏子を持つため庶民から愛されたといいます。商売の神様とも言われ正月明けには名だたる大企業の幹部が初詣に訪れます。調べてみると商売繁盛だけでなく、医薬健康・開運招福にもいいらしい。つまりこんなことを書くと失礼かもしれませんが、なんにでも福が来る神社ですね。商売繁盛からくるのでしょうか?ゆるキャラが流行った際はゆるキャラが登場したり秋葉原が近いからか人気アニメをお祭りのポスターに採用したりします。軽薄にも見えますが時代全体を広く開運に導くという事でしょう。確かに一つの事に囚われず幅広く時代をくみ取る姿勢は経営にも重なるものがあります。アニメの聖地として、江戸総鎮守とし古くからの伝統を守る場所として愛される神田明神。そんな視点からお参りするのもいいかもしれません。2025年5月9日