J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は小雨。この雨も夕方には止む予報。今日は事務仕事にして明日営業に出ましょうか? ところで、皆さんは浅草には行かれますか?今日から三社祭が開催される浅草は世界的に有名な観光地として有名ですが、実は行ったことのない方が多いといいます。昨日ちょっとした会議に出たのですが、登壇者が浅草出身で突然「ここ5年位で浅草に行ったことはありますか?」と挙手を求めました。会場には300人ほど聴衆がいましたが行ったと答えた人が15人しかいませんでした。5%。品川で行われた会議で神奈川からの出席者や東京の城北・城西地区からの出席者も多かったことも影響しているのでしょうが、観光客で街が溢れている光景しか思い浮かばない私は驚きました。確かにショッピングができるわけでもなく、街一つがテーマパークのような場所ですから首都圏に住んでいる方には縁遠いのかもしれません。ここまで読んで、「何の話?」と思われた方も多いと思います。浅草の話は極論かもしれませんが、登壇者の意図は投資の芽は至る所にあり有名な銘柄も内容をよく見ないと足元をすくわれるという結論でありました。至る所とは郊外の中古一戸建てに注目している業者の話です。郊外は空き家問題が顕在化して所有者も使い道のない物件を手放したいとの思いが強いです。不動産が負動産になる前に売却をと自治体やマスコミが煽っている事もあり売り出しが増えています。しかし地域の人口が減るのは急激なカーブを描くのではなく緩やかに減っていきます。地域に住む人の住宅への需要がなくなるわけではありません。中古戸建てを購入した業者は物件の傷み具合にもよりますが、リフォームして賃貸に出します。一般的に子育て家族が暮らす戸建は賃借期間が10年以上と言われています。子育て期間と重なります。その期間で収益を取れれば十分事業として成り立ちます。最近はファンド化する業者も多く利回りを確保できれば投資家が付く時代、この事例は一例ですが投資の芽は至る所にあると言えます。起業として収益を上げるには凝り固まった頭ではなく柔軟な感性が大事ですね。当たり前の事を気付かせてくれる会議でした。2025年5月17日