J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り。tenki,jpによると東日本の梅雨明けは七夕の7日になりそうだといいます。粋な計らいなのか、タマタマかは分かりませんが、なぞらえて物事を決めていくのは好きです。そういえば昔は日本の予算も毎年語呂合わせが付いていて意味深な感じがしました。高度経済成長期と呼ばれましたがゆっくりした時代だったのかもしれませんね。現代はどれだけ時代の移り変わりが早いのでしょうか?当時の流行語は「オー・モウレツ!」でした。
築古のマンションが増えて問題になっています。築古マンションとして売買にマイナス要因になるか?「ビンテージマンション」として人気の物件になるか?その違いはどこにあるのでしょうか?今日の日経新聞は「瀬戸際の高齢マンション」として特集しています。目黒区の高台にそびえる「秀和恵比寿レジデンス」は今年で地区55年。管理組合の理事のメンバーは殆どが最近入居した方で自ら手を上げて理事になった子育て世代。専有部の配管の改修に補助金を出したり、共有部にベンチを設置したりと精力的に活動しています。「ビンテージマンション」ch区年数を重ねても立地やデザイン性に優れた中古マンションかこう呼ばれる(日経新聞)資産価値が落ちない「経年優化」が重要だといいます。欠かせないのは行き届いた管理体制だ。全国でマンションの管理不全が深刻化する中、国は2022年自治体がお墨付きを与える制度を導入。修繕方法や資金計画などを審査し、認定すると一部融資の金利面などで優遇される。数年前には修繕積立金の一部を将来の建て替えに備えた解体費に充てる事を決めたマンションもあります。横浜市立大学教授の斎藤弘子さんは「高齢マンションの価値は管理できまる、長い目で将来を考えて住民が共通の問題点を持てるかどうかにかかっている」「避けて通れない老いと向き合ってこそマンションは真価を発揮する」と述べています。国は老朽化マンションの流動性を上げるために買取再販業者に取得税の免除などの優遇措置を与えリフォームが急増、不動産価格上昇と合わせ一般化しました。その際、顕在化したのがマンションの管理です。駅からの距離、公園など特定な施設からの距離は変わりません。不動産業者として売り文句ですが、加えてマンションの管理についても資料を集め管理会社にヒヤリングして安心して購入してもらえるようにする努力は欠かせません。単に高齢マンションなのかビンテージマンションなのかは私も管理にかかっていると思います。マンションの管理修繕費の支払い割合を見ても管理費が修繕費を大きく上回っている場合が多いです。管理費は管理会社に支払うもので戻ってきません。自主管理にすれば管理費は抑えることが出来ますが、管理組合の永続化の観点から住宅ローンが受けにくい状況にあります。管理組合・住民が積極参加する事で建物の価値をキープする事が資産価値を守る事に繋がります。管理会社任せにせず、いかに管理費を抑え修繕費を蓄えていくのかが大切になっています。住民の意識で管理は大きく変わります。是非実践したいと思います。折しも今日は20日に投票される参議院選の公示日です。民主主義が曲がり角に立ていると言われ既成政党は自身を守るために補助金のバラマキに走る傾向にあります。我々市民は将来の地域・国政を見据える事が必要だと強く感じます。管理組合であれ町会であれ選挙であれ参加する事が大事です。一歩一歩社会に参加する事が地域の安心安全しいては、資産価値を守る事に繋がると思います。2025年7月4日