令和の米騒動から見る商売の変化。

J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。今日も36℃まで気温が上がる予報。毎日ですが、体調管理、気をつけていきましょう。

お付き合いのあるコメ屋さんの話では、コメ不足の裏には天候の変化があるといいます。仕入れていた新潟や福島のお米の生育が悪く、味も落ちているといいます。米蔵と言われる新潟のコメの味の変化を話してくれました。関税問題からアメリカから輸入する米の量が増える中で日本のコメの味の変化が語られることはあまりないように思いますが、プロは市場の変化に気づいています。米業者は春に農家を訪ね現金で青田買いをするそうです。コメ業界では普通の商慣習でリスクを伴います。農家と価格だけでなく農薬の量など品質までも交渉するといいます。収穫の量に関係なく春の時点でその年の収益が確保できるので農家にとっては良い制度ですが米業者にとっては勝負どころになるそうです。そのように流通する米は有名レストランなど味に厳しい場所に卸されます。日本の味は実は米屋さんが担っていたと聞き驚きました。生育方法まで口を出す米屋さんが多くいる事は初耳です。(詳しい方はすでにご存じでしょうが・・・)そんな米屋さんが令和の米騒動で廃業が相次いでいるといいます。リスクを取って青田買いした米が育たず、またレストランに卸す価格は一定なため逆ザヤになってしまったといいます。国の政策でコメの価格は落ち着いてきていますがまだ、収益を確保できるほどではないといいます。流通費や人件費も高騰している事も背景にあります。コメ業界だけでなく商慣習が大きく変化しています。経営をアップデートする能力を試されています。大変な時代ですが、ピンチはチャンスと捉え立ち向かうしかなさそうです。天候だけでなく大きな変化が我々に襲い掛かっている事を改めて認識しました。2025年7月29日

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