J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。都心は雨がこの夏殆ど降っていませんが、この週末には台風の影響でお湿りがありそうです。営業で回っている会社さんでも帰りがけには「今年のお盆のお休みはいつから?」と聞かれるようになりました。気付けば今週末で7月も終わり。8月に入ります。29日に内閣府が発表した経済白書で賃上げなどの現状などに触れて「近年にない明るい動き」がある事の認識を示しました。消費に鈍さが残りう中で物価の伸びを上回って賃金が上昇する好循環を定着させる必要があります。今年度の白書は賃金や消費の分析に多くを割いています。賃金や物価は過去4半世紀の「凍り付いた状況」から脱し、ともに緩やかに上昇する好循環が見られ始めていると記しています。3600兆円を超えた名目国内総生産(GDP)や33年ぶりの高さだった24年を上回る賃上げ率などを列挙して「近年にはない明るい動き」としています。ここから「分岐点」を超えて成長の道へと進むためにはGDPの過半を占める個人消費が鍵を握りそうです。ただ消費は決して好調ではなく、可処分所得に対して消費資質の割合を示す「平均消費性向」は低下傾向にあり、賃上げ率が高い割にお金を使わない節約志向が表れています。白書が要因として挙げたのが、物価上昇が続くとの予想が消費者心理を悪化させることです。岩盤と呼ばれ動きが乏しかった分野での価格の上昇も見られ始めています。都市部の家賃を示す指標が9年間で20%ほど上昇しています。私は景気がデフレを克服してインフレを誘引しつつ確実に上向いていると思っています。白書が示すように給与が上がり、衣食住の住のコストが上がり始めたのは景気回復を示しています。バブルの時もそうでしたが、渦中にいると豊かさには気付かないような気がします。指数だけが景気の好循環を示すのが常です。それでも社会に明るさが出たり将来について楽観視できるような社会を作らなければ、長期的に見て人口が増える事もありません。この時期に国の新しい形を形成する事が重要です。先の参院選は新しい仕組みを国民が模索している事が明らかになりました。私はこの国が中長期的な成長へのバイアスがかかり始めていると感じています。もしかすると次の社会は社会保障などが世界でも手も厚い補助が減るかもしれません。アメリカ的な成長戦略か?北欧的な社会体制にするのか?両取りは難しいでしょうから選択をする事になるかもしれません。今日の報道では、医師の9割近くが軽い風邪や湿布薬を保険適用で安価で提供する事が保険制度の負担になっているため保険の適用から外すべきだと考えているとありました。過剰なサービスを改めて長期的な保険年金制度を確立する選択を我々は求められるのかもしれません。2025年7月30日