J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り。高市早苗自民党総裁の人事が発表になっています。強気な発言が目立つ高市新総裁ですが、発表された人事では幹事長に鈴木一郎氏(麻生総理の妻の弟)副総理に麻生元総理を据え安部首相時代幹事長を務めた木原氏を重要なポストに充てる案もあります。挙党体制を演出するために選挙を戦った小泉氏や林氏も要職に起用するといいます。歯切れのいい発言が雁字搦めにならないように祈ります。市場では高市トレードがアクセレートして日経平均は47000円を目指すと予想しています。我々不動産業にとっても株高は好感されます。では高市氏の基本政策とはどんなものでしょうか?ロイター通信の記事を引用します。
<外交・安全保障政策>
海外からの投資を厳格に審査する「対日外国投資委員会」の創設、新たな戦争の態様にも対応できる国防体制、戦略三文書の見直し、多角的な経済外交
<物価高・経済政策>
責任ある積極財政、ガソリン暫定税率廃止、年収の壁引き上げ、給付付き税額控除の制度設計に着手
<エネルギー政策>
次世代革新炉と核融合炉の実装、日本で開発されたペロブスカイト太陽電池の普及、国産資源開発と国際資源共同開発に積極投資
<野党との連立>
自公連立が「基本中の基本」、「基本政策が合致する野党とは連立したい」 との事ですが、市場では積極財政、給付付き税額控除など鳩派の政策が好感されています。外交では海外からの投資についてどのような施策を打ち出すのかが焦点になりそうです。中国に対し強硬な姿勢を示す彼女がバランスを取るためにはまず月末のトランプ大統領との会談が試金石になりそうです。国益を確保しつつトランプ氏の主張と対峙するかは重要な問題です。地政学から日本の立場をより高い物へと導いてもらいたいと思います。高市総裁から高市首相までは公明党、維新の会との連携が必要となります。旧体制からの脱却を上手に行い強い日本期待したいです。2025年10月6日