クマの襲撃に気候変動を感じます。大きく動く世界で我々市民ができる事、小さい事からコツコツと。

J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は雨。週末は雨の予報。最高気温も17℃冷たい雨が降る週末です。東北や北海道でクマが人を連日襲っているニュースをみます。被害者の方のご冥福をお祈りします。東京でも135件の目撃情報があるようです。原因は今年の夏の暑さでクマの主食の木の実がなく、冬眠を前に街に下りてきて人を襲ったそうです。緊急獣猟(駆除とは言わないようです。)で撃たれたクマを調べると胃の中身が空っぽだったといいます。気候変動が人と野生動物の境界線も壊し始めていると言えます。24日よりスタジオジブリの「もののけ姫」が4Kデジタルリマスターで上映されています。まだ原生林が残る中世の日本が舞台の同作品、神が’もの’に宿り神の世界と人間の世界が原生林によって隔たれていた時代、製鉄の為、人は神が住む原生林の木材を切り出し鉄を作ります。この時代日本だけでなく世界で製鉄の為大量の森の木が燃やされました。イギリスは以前は大木が並ぶ森が広がっていたといいますが、製鉄の為森の木が焼かれ現在の低木が国土を覆う景色に変わったといいます。さて、もののけ姫の世界ですが、神は人と森を巡って戦います。答えが出ない中で物語は終わり、初見の観客は何を見せられたのか?と思いますが、調べてみると宮崎駿監督の意図が見て取れます。人は生きるために共生をせず多くの種を絶滅させながら現在の繁栄を作っています。地球の生物の一つである人類が他種との共生を忘れた事に対する反動が映画で物語れ、そして現在現実にクマが街に下りてきているのでしょう。不動産業を通じて我々がどのように自然との共生という大問題に対峙し経済活動との両立を考えながら進められるか考えなければいけません。しかしどうしたらよいか?現在全く分かりません。考えるだけでも一歩進めると思うしかありません。小さい事からできるように考えたいと思います。

昨日の金融市場は米国で発表されたCPIが予想を下回ったため株式が上昇。DowやNasdaqは最高値を更新しました。来週の日経も50000円再トライとなりそうです。AIへの投資で世界のテック企業は200兆円融資を受けています。200兆円は殆ど収益が出ていない企業への投資です。バブルであるか?違うのか?が今後焦点となってきます。2000年前後のITバブルのようになるのか?心配ではあります。先週の市場では融資の質の不透明感が浮き彫りになりました。自動車関連企業の経営破綻や借り手の不正発覚が注目され融資した地銀株が売られました。潜在的リスクとして警戒するのが米国生命保険会社の運用資金です。今回問題になっているノンバンクによる融資は保険会社のポートフォリオを構成する重要な要素であって、特に北米の保険会社では投資額の1/3を占めるとも言われています。IMFが14日公表した国際金融安定性報告書では、保険会社によるプライベートクレジット傾斜が注目されました。プライベートクレジットは保険会社だけでなく、銀行融資は社債、証券化商品以外のクレジット商品全般が含まれます。資産運用会社が組成する企業・不動産・インフラへの融資や資本担保融資などの形態は多岐にわたり、その多くが私募で開示される情報が乏しく流動性が低い為、サブプライム問題のように一度焦げ付くと損失額を特定する事が難しいと言われています。歴史に学び検証を重ねる事で、世界経済の混乱を避ける、人知の力を信じたいと思います。問題が大きく市井の我々がどうすればよいか?全く無力ですがしっかりとニュースだけでも追いかけて経営に活かしたいと思います。来週はトランプ大統領も来日します。高市首相がどこのレストランで接待するとか話題になっていますが、もっと大事な事も気にしたいと思います。2025年10月25日

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