J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は雨。冷たい雨が降っています。こんな時はお家探しいかがですか?昨日も天気が1日中悪かったですが、訪れた住宅展示場は込み合っていました。また、マンション買取再販業者から都心の中古マンションの物件数が集まらず困っていると聞きました。売り物が少なくなっているそうです。同業者は今まで手掛けていなかった40㎡以下の物件(住宅ローン減税が使えない物件)を多く手掛け始めていて成果を得ています。一人暮らしの女性のニーズが高いといいます。場所が良い物件の単身女性の購買意欲が高くリフォームの質を上げると人気が集まり市場の流れが変わってきているといいます。働く女性は貯蓄率も高く物件への見識も高い為、一般的なリフォームは好まれず細部に気を配った物件に人気が集まるそうです。水回りに気を使っていると言っていました。
購買者の意識の変化に我々不動産業者はついていけているのでしょうか?リノベーションの質を上げる感覚研ぎ澄まされているか自問します。同業者のリノベーション物件を見ても常に新しいものを追いかけているのを感じます。そして当たり前ですが、うまくいくものは直ぐ売れ、残るものもある厳しい世界です。以前自分達の思いを思いっきり物件にいれた物を販売しました。想定時にはターゲット層を決めて売り方も限定して希少感を演出し、物件プラスαの価値を出したと思い価格も強めに出しました。内覧は多く市場でも注目されたと感じましたが、やはり価格は正直で結局値下げをせざるを得ませんでした。自分達の思いが市場とずれていました。「格好いいんですけどね。僕なら住みたいのですが、どうして売れないのだろう。」内覧を組んでくださった不動産エージェントの言葉です。この言葉が物語るようにカタログに出てくるような物件は見栄えだけで住まう印象が湧かなかったのではないでしょうか?売れる物件とはと随分悩みました。そしてまだその渦中にいます。駅近、好立地だけでない何かを買取再販業者達は考えています。売れる価格帯の中でベストなリノベーションを繰り出すアイデアがそこには活きます。毎日街をそんなことを考えながら歩いています。勿論小さな弊社は資金繰りや不動産仲介も含めて多くの事を同時に考えなくてはなりません。だからこそやりがいがあります。今日の日経新聞日曜版のMyStoryのコーナーに以前金融に勤めていた際のお客様がロンドンで活躍している記事が載っていました。勇気づけられます。イギリスでサーの称号を貰った大成功者で私が語るのはおこがましいですが、それでも同時代同じ世界で交わった方の成功を喜びそして糧にしたいと思っています。2025年10月26日