J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。昨日風が強かったですが、木枯らし1号だったそうです。今朝の中央区は7℃の気温。日中も17℃程度ですから、9月の半分以下ですね。株式市場だけでなく気温のボラティリティが高い時代になってきました。夏熱く冬寒いと衣料品や、エアコンなど季節ものがよく売れるといい景気には大きくプラスになると言われています。気候が景気の下支えになっているかもしれません。株式市場でダウは226ドル下げましたがNasdaqは109.77ポイント上昇しています。
米供給管理協会(ISM)が3日発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.7となりました。前月の49.1から低下し、8カ月連続で拡大・縮小の分岐点である50を下回っています。新規受注が低迷しているほか、関税の影響でサプライヤーの納入に時間がかかっていることが背景にあるようです。
それでも、ISMが長期的に経済全体の拡大を示すとしている42.3の水準は依然として上回っています。ロイターがまとめたエコノミスト予想は49.5でした。米国経済が踊り場に立っている指標だと言えます。トランプ大統領が解任に動き提訴して職務続行しているクックFRB理事は12月の次回連邦公開市場委員会(FOMC)について、政策変更もあり得る「ライブ会合」になるとの考えを示しました。同時に、連邦政府機関の一部閉鎖で経済指標の発表が滞る中、次回会合まで幅広い情報源から得られる情報に基づいて判断していく姿勢を示しています。
中国と関税の分野で緊張緩和を示すトランプ大統領ですが、サプライチェーンの変更で実は中国、アメリカへの直接輸出を行わず、メキシコなど別の国を経由して輸出しているようです。すでに報じられみなさまご存じであると思うのですが、私は知りませんでした。米国がメキシコに高関税率を付与した際なぜかと疑問になりましたが、そこまでの考えには至りませんでした。報道を精査せず鵜呑みにすると本質から外れる典型的な例です。言われてみればそうですよね。北朝鮮の松茸が一瞬でも日本に植えられると日本製になる、ハマグリも同様だと聞いたことがあります。現場は背に腹は代えられませんので事件は現場で起こっていると強く感じました。我々の仕事も見えるところの業務をしなければ足元をすくわれます。基本に立ち返ってニュースも読み込まなければなりません。ブログを書く責任を強く感じます。2025年11月4日