J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は雨。昨日1日降っていた雨は今日も夕方まで降るそうです。桜が長持ちするのでこの雨も許せます。春を楽しみましょう。「春雨じゃ濡れて参ろう」大正8年(1919年)、新国劇にて初演された戯曲月形半平太の有名な言葉だそうです。今朝の気温は11℃、濡れて参るにはちょっと寒い朝です。
昨夜の融市場は久々の凪、嵐の前の静けさとも取れます。財務省はイラン情勢で原油価格が乱高下し、為替相場も円安が定着している事について、片山財務大臣は24日の記者会見で「原油先物市場における投機的な動きが為替市場にも影響しているという事が広く言われている」と言及、原油価格が上がると資源を輸入に頼る日本の貿易赤字が拡大します。海外に支払う外貨が増え、円安要因になります。これを抑え込む目的で原油相場への介入が財務省では取り沙汰されているそうです。原油先物への介入は法的には可能です。特別会計法76条は為替安定のためであれば外国為替資金特別会計(外為特会)を使い先物市場での取引が出来ると定めています。1日の取引が約10兆㌦とされる外為市場と比べ店頭先物市場の規模は1~2割ほどで金額的には介入しやすいと思われます。しかし市場からは疑問の声も上がります。先物市場で売り介入の場合、市場価格を下げる事は可能ですが、先物決済日までの反対売買をするか原油を買い方に引き渡す必要があります。原油の調達が難しい時期に為替を操作するために備蓄原油を使う事には抵抗がありそうです。この奇策ともいえる施策を財務省は金融機関に異例の聞き取り調査をしました。複数の関係者が23日に問い合わせを税務相から受けたと話しているそうです。長期化する兆しがあるイラン情勢は実質イランが支配するホルムズ海峡の通行について各国が頭を痛めています。遠回りしてアフリカの喜望峰を回るルートを回る航路について海運大手などが加盟する日本船主協会の長沢仁志会長(日本郵船会長)は25日、日本政府や顧客からの要請があれば、通常よりも大幅に迂回してサウジアラビアの紅海側で石油を積んで輸送することを検討する必要があるとの考えを示しました。長沢会長は都内で開いた記者会見で、アフリカ南端の喜望峰を回って地中海とスエズ運河を経由し、サウジアラビアの紅海沿岸にあるヤンブー港で石油を積んで日本に帰ってくるルートについて説明し、往復で約100日と、中東産原油をペルシャ湾で積み込みホルムズ海峡を抜けてインド洋を経由して日本に向かうルートに比べ約2.5倍の日数がかかる航路も石油の安定供給の為、必要になりそうです。気になるのは2.5倍日数がかかる航路の運賃ですね。どちらにしてもコストアップ的インフレ圧力がかかっています。先の選挙では消費税の減税が焦点になりました。またガソリンの補助金が再開されるなど政府からインフレに対する政策が出ています。しかし4月から私たちのお財布全体を見渡すと、健康保険積立額が増額になります。インフレ下で家計をしっかり確認する事が重要になります。資金の運用は先ず原資の確認から。明るい未来のために少し面倒ですが、ご確認お願い致します。2026年3月26日