J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り。西から雨が近づいています。奄美地方ではそろそろ梅雨入りの季節だそうです。ジメッとした季節がやってきます。気付けばすぐそこに6月。時の経つのは本当に速いと感じます。
今日のキーワードは「スぺパ」。日経新聞が報じたところでは、イケアジャパンが26日、家具の新製品発表会を開きました。広げるとベッドになる椅子など限られたスペースを有効活用できる商品が目玉です。住宅価格の高騰で狭い住居を選ぶ消費者が増える中でスペースパフォーマンス(スぺパ)が家具選びの新しい基準だといいます。イケアの担当者によると東京の狭小住宅を実際に体験し「コンパクトな住環境だからこそ収納の重要性を強く実感し、柔軟に組み合わせを変えられる収納なら引越しやライフスタイルの変化に対応できる」と言います。イケアがスぺパを意識商品を売り出す背景には日本だけでなく世界的に住宅が狭くなっている事が挙げられます。国土交通省の調査では25年度の全国の新築着工住宅の平均床面積は76㎡と00年対比2割縮小しています。ライフルホームズが4月に公表した調査によると25年の首都圏の占有敷地面積は60㎡未満の狭小新築戸建て件数は20年対比28倍に増えています。戸建価格が上昇する中で、費用を抑えつつ好立地の物件を求める需要が拡がっています。住環境に詳しい博報堂生活総研によると「昔は大は小を兼ねていたが、住環境が狭くなり(隙間がない)シンデレラフィットするものが求められ家具に2役、3役が求められている」と分析しています。東京23区の1世帯当たりの専有面積は統計を取り始めた1973年当時が最小で42㎡。高度経済成長を経て面積は広がりバブル期に拡大、その後バブル崩壊後、将来への悲観的な見方により不動産価格が下落した事で2002年ごろ広さはピークの75㎡となります。その後リーマンショックで一時的に価格は下がりましたが、不動産価格は上がり続け今日を迎えています。最新の調査では1世帯当たりの専有面積は65㎡だそうです。広さについては感覚的なものもあり一概に数字だけでは判断できないですが、家具がコンパクトになり更に多機能になる事で暮らしやすくなるのは有難いですね。最近は昔の生活の3種の神器「テレビ・冷蔵庫・洗濯機」の中でテレビを持たない人も増えています。その分生活面積が狭くなっても許容できるのかもしれません。人の見地でより良い環境を考える事大切ですね。2026年5月27日