線状降水帯の発生で福井県に大雨特別警報。連日の警報、涼しげな週末。来る台風シーズン。過去の治水決断について。

J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は小雨。今日東京地方の最高気温は26℃、昨日も26.9℃この週末は例年9月末の気候だそうです。現在福井県では線状降水帯が発生しレベル5の大雨特別警報が発令されています。ダムの許容量も限界近く大雨でありながら放水をせざるを得ない状況だそうです。地域の方の安全をお祈り申し上げます。2019年台風19号が関東を襲いました。その前の台風15号は千葉県に甚大は被害を起こした風台風でした。19号は大雨を関東に降らせ神奈川県、城山ダムの緊急放水や荒川の水位が限界を超える際に支流の隅田川の岩淵水門を閉じるという政治的決断が行われました。大雨が降っている最中にダムの放水を行うという事は流域の水量がコントロールできない状況を意味しています。ダムの許容量を超えるためダムの決壊の危険があります。放水を行えば河口の街の治水が間に合わず決壊し大災害になる危険性がありました。利根川水系の大雨で荒川の水位が上昇した際に隅田川の岩淵水門を占める行動は荒川の水量を増やす事になります。何を守るのか究極の政治判断が下された瞬間でした。この行動は現在、ダムの決壊という壊滅的災害を防ぎつつ、下流の堤防が耐えられるギリギリの量を見極めながら放流を微調整したこと。結果として相模川の本流は破堤(決壊)せず、大水害を回避できたため、「未曾有の危機における最善の生存判断だった」とされています。また12年ぶりの完全閉鎖された岩淵水門は、事前の水位予測に基づき完璧なタイミングで実行されたと評価されています。これにより、もし溢れていれば数十万人規模の被害が出たと言われる東京下町地区が救われたため、「首都水没を阻止した歴史的英断」として現在も語り継がれています。この2019年の経験を教訓に、日本の防災ルールは大きくアップデートされています。1、事前放流の義務化:ダムの空き容量を事前に確保する制度の強化。2、伝達手段のデジタル化:防災チャットなどを活用した自治体間での一斉情報共有。3、垂直避難の徹底:夜間の無理な外出を避け、自宅等の高層階へ逃げる行動の周知。などです。現在我々が注視するネットの整備も行われるようになり教訓が生かされています。日本はこれから台風シーズンを迎えます。8月は10個の台風が発生しました。この秋、これ以上の大きな災害にならないように祈念します。2026年8月30日

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