J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。本日は気持ちの良い秋晴れが広がっています。
今日は、地域の防災訓練のお手伝いに参加します。場所は、災害時に地域の避難場所(防災拠点)として定められている中央区立日本橋久松小学校です。この訓練は、久松小学校を拠点とする地域の方々が主体となり、久松警察署や日本橋消防署とも緊密に連携・協力して開催される非常に実践的な試みです。
例年、地域住民の方を中心に200人ほどが集まり、小学校の体育館や校庭を使って避難体験や様々な設備の運用訓練を行っています。具体的には、プライベート空間を確保するための間仕切りテントや段ボールベッドの設置、簡易トイレの取り付け、そして災害時に欠かせない炊き出しによる食事体験も含まれています。
こうした訓練に老若男女を問わず、小さなお子さんからシニア層まで幅広い世代が共に参加することは本当に素晴らしいことだと実感します。
最近、日本全国で地震が相次いで発生しており、地球が非常に不安定な活動期に入っていることを肌で感じます。いざ大地震が発生した際、行政による「公助」が機能し始めるまでにはどうしても時間がかかります。初期段階で命を守り、過酷な避難所生活を維持するために最も重要となるのが、地域住民同士が助け合う「共助」の力です。
実際、内閣府の防災白書などの統計データを見ても、大規模災害時に倒壊した建物などから救出された人のうち、約8割が家族や近隣住民といった「共助」によって救出されたという数字が出ています。消防や警察などの「公助」によって救出された割合は2割に満たないという現実があります。この統計からも、日頃から顔の見える関係を地域で築き、避難所の動線を共有しておくことが、どれほど決定的な差を生むかがお分かりいただけるかと思います。
一方で、地域の防災訓練というと「堅苦しい」「大変そう」というイメージを持たれがちで、特に現役世代の参加率が低くなる傾向にあります。だからこそ、今回のように炊き出しの美味しい食事をみんなで体験したり、お子さん向けのアトラクションを交えたりしながら、「万が一に備えつつ、楽しみながら無理のない範囲で体験する」というアプローチが極めて重要だと感じます。
不動産を扱う立場としても、建物のハード面の頑丈さ(耐震性や地盤)をお客様にお伝えするのは当然の使命ですが、それと同じくらい、その街が持つソフト面での「地域のつながり(防災力)」の強さは、中長期的な住環境の価値や安心感を大きく左右する大切な要素だと考えています。日本橋エリアは、こうした下町の伝統的なコミュニティと新しい住民の方々が融和し、非常に高い防災意識が引き継がれています。
先週の金融市場は世界的な大嵐に見舞われ、非常に激しい変動が続きました。しかし、どのような嵐が来ようとも、私たちが生きるベースにあるのはこの「日々の足元の暮らし」であり、「人と人とのつながり」です。
ピンチの時こそ、まずは頭を下げて嵐が通り過ぎるのを待ちながら、こうした地域社会の基盤をしっかりと固めていく。それこそが、次の新しい展開を迎えるための最高の準備になるのではないでしょうか。
本日訓練にご参加する地域の皆様、そして警察・消防の関係者の皆様、今日は地域の為に頑張りましょう。
弊社もこの街の一員として、地域の安全と発展に少しでも貢献できるよう、引き続き長期的な視点で実務と発信を続けてまいります。不動産の購入や地域の住環境について気になることがございましたら、ぜひいつでもお気軽に弊社にご相談ください。
2026年11月8日