アナログな「書き出す」習慣が、実は脳を救っていた話。

J&H HOME(株)の小野弘志です。 今日の東日本橋は晴れ。今朝は3℃と、冷え込みの厳しい朝になりました。

「書く」ことがやめられない昭和世代

皆さんは顧客管理、どうされていますか? デジタル化が進む昨今ですが、昭和世代の私は「紙に書き出すこと」がどうしてもやめられません。

大手の会社さんならスマートにシステム管理されているのでしょうが、私はどうも書き出さないと頭の整理ができないのです。そのせいで、営業に出る際はいつも大量のファイルを持ち歩くことになり、かなりの大荷物。

「そろそろデジタルに一本化すべきか……」

そう思っていた矢先、臨床心理士をしている知人から興味深い話を聞きました。

脳は「圧縮」して記憶する

きっかけは、「最近、人の名前がパッと出てこないのは老化かな?」という私の一言でした。

知人いわく、インプットが多すぎると、脳は情報を関連付けて「圧縮」してファイリングするのだそうです。思い出すときは、その「概念のファイル」を開き、連想ゲームのようにキーワードを辿っていく。その際、名前や地名といった具体的な固有名詞は、一番最後に出てくる仕組みなのだとか。

脳の仕組みというのは、実によくできていて、そしてややこしいものです。

「書き出す」ことは、脳のメモリ解放

脳をPCに例えると、

  • 大脳皮質 = ストレージ(保存先)

  • 前頭前野 = メモリ(作業スペース) になるそうです。

顧客管理などのリアルタイムな仕事は「前頭前野」が担いますが、ここは処理速度が速い反面、容量が少ないのが欠点。机の上が資料でいっぱいになると作業が捗らないのと同じで、情報が溢れると脳もフリーズしてしまいます。

そこで有効なのが**「書き出すこと」**。

紙に書き出すことで、脳のメモリの仕事を「外注」し、軽量化できるのです。 今まで裏紙に書き殴っていたメモが、実は「脳の拡張機能」だったのだと思うと、書くという行為がとても有意義なものに思えてきました。

悩みを行動目標に変える

この「書き出し」は、仕事の整理だけでなく、悩み事にも有効だそうです。

不動産の仕事は、相手(お客様や業者様)の反応に左右されることが多く、待機時間や不確定要素がストレスになりがちです。それらをすべて頭に置いておくと、すぐにキャパオーバーしてしまいます。

しかし、紙に書いて可視化すれば、 「この人から返信が来るまでは、この件は考えなくていい」 と、脳から一旦切り離すことができます。

「自分で解決できること」と「他人に依存すること」を分類すれば、悩みは「行動目標」に変わります。それだけで心は軽くなり、効率も上がる。良いこと尽くめです。

大谷選手と自分を比べて……

さらに知人は、「夢も書き出してマインドツリーのように繋げれば、目標に近づける」とも教えてくれました。

「よし、これからも書き続けよう!」

そう清々しい気持ちで帰路についたのですが……。 ふと立ち寄ったスポーツショップで、大谷翔平選手のポスターが目に留まりました。

「そういえば、大谷選手は小学生の頃から、年ごとの緻密な目標シートを書いていたんだよな……」

大谷選手のスケールの大きさと、自分のメモ書きの小ささを比べ、また少し悩みが増えてしまいそうな夜でした(笑)。

2026年2月19日

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