J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り。ここ数日夕方から雨が局所的に強く降ります。まるで熱帯のスコールのようでした。これも気候変動の影響でしょうか?
伊勢神宮は20年に一度、式年遷宮を行います。全ての社殿を新調して神様をお遷しする日本で最も重要な神事の一つです。飛鳥時代(持統天皇の御世)から約1300年にわたり繰り返されてきました。次回は2033年。それに向けて2026年の伊勢神宮では、御用材を運ぶ重要な祭事「お木曳行事」が5月~8月を中心に開催されます。5月上旬には陸曳が始まり、全国から多くの人々が参加する勇壮な様子が見られます。弊社のある東日本橋は神田明神の氏子で宮司様よりお木曳への招待を受けています。東日本橋だけでなく氏子全体有志で6月にお木曳に参加します。先月から受付が始まっていますが、応募は大変盛況なようです。神社を中心とするコミュニティが息づく空気が日本橋にはあります。
37か月ぶりにマンション価格が下がったとニュースになっています。ネットでも「不動産バブル崩壊」「タワマン半値に」などの言葉が並びますが、私は価格は急激に失われた30年間分を取り戻して一服している踊り場が現在の相場位置だと感じています。潜在的には日本の人口は減少するフェーズにあるので長期的には供給過多になる事は避けられません。不動産価格単体で見ると上がりにくい状況ですが、経済全体を見るとインフレ圧力がかかり資材・人件費等不動産を構成する土地価格以外の部分の高騰が続いています。連動するように不動産価格は今後その上昇カーブは緩やかになるものの、インフレ率なりに上昇していくというのが一般的な見方ではないでしょうか?ただ、街力は上げる事が出来るのではないかと思っています。大規模再開発が都内でも多く見られますが多くは商業的で住む人の顔が見えにくいと言われます。コミュニティの崩壊が都会を象徴していて都会の陰の部分である孤独を生むとも言われています。本当にそうでしょうか?弊社のある日本橋地区は町会が町に息づく今となっては稀な地域です。人口構成も老若男女がバランスよく生活しています。都心ですが、子供の数も増え、朝晩は学校・保育園への通学通園で賑わいます。昼はビジネス街の側面が現れ、その中でおじいちゃん、おばあちゃんが井戸端会議をしています。話題は多岐に及ぶのでしょうが、その中に住人を引き付けるお祭りや神事が入ってきます。私は町会活動に参加して地域の安心安全、防災防犯の見地から町会員の勧誘等積極的に活動していますが、町会開催するイベントの中で参加者が圧倒的に多いのが夏祭りや例大祭、お神輿行事です。歴史があって大規模なイベントに興味がそそられるのだと思います。我々町会員が頭を捻ったアイデアから生まれたイベントとは比較にならない集客力です。住人を一体化させるイベントの有無がコミュニケーションを生み地域の活性化に繋がります。他には学校事も挙げられます。親であれば子供の成長を気に掛けない人はいません。教育はフォーカスされコミュニケーションを作り出します。人が集まれば文殊の知恵も生まれますが、反対に軋轢も生じる場面も出てきます。忙しい現代人はその煩わしさを避けてきましたが、副作用として孤独を生んだりしています。将来的な不動産の価値について論じるとき地域と町のかかわり方が重要だと言われ始めています。人がコミュニケーションを十分に取れる街は定着率が高く、結果資産価値が上がる統計が出ています。大手デベロッパーも注目し街づくりに地域コミュニティとの同化を組み込む開発を模索していますが、一朝一夕に行かない為、苦慮していると聞きます。今あるコミュニティを更に事業的な見地と結びつける能力が必要なのかもしれません。そこは神社2000年の歴史に学び、地域に根差し長期的視点でコミュニティを纏める施策を見つけたいものです。魅力あり人が集まるコミュニティ官民・勤務者・住人が一体となって答えを探す動きが日本橋にはあります。弊社が協賛する浜町エリアマネジメントもその一つです。地域がどのようになっていくかは、わかりませんがその努力はしていきたいと思っています。2026年5月15日