J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は雨。ザ・梅雨というような雨がシトシト時に強く降っています。江戸時代中期、傘を来客に無料で貸し出すことで店の宣伝をするという商法が流行りました。誰が始めたかは定かではありませんが、「江戸中を越後屋にして虹がふき」という川柳があるくらい越後屋(三越の前身)が大規模に傘を使った宣伝を行っていたようです。今日のように雨が降れば屋号を書いた傘が江戸中に溢れかえりました。この傘には屋号と共に番号を書いていたので「番傘」と呼ばれていたようです。現代でも雨の日は傘の花が開きます。黒がまだ主流ですが、華やかな色が町に溢れると雨の営業も楽しくなるかもしれません。
昨夜の金融市場で注目される為替は162.40近辺での取引。アナリストは164円程度で介入が入るのではないかと予想しているようですが、タイミング的にはアメリカの利上げ観測をフォローする相場です。インパクトは低くなるか、膨大な資金が必要になると思います。日本銀行が1日発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、最近の企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は「大企業・製造業」でプラス22となり、3月の前回調査から5ポイント改善しました。改善は5期連続。AI(人工知能)や半導体の需要が堅調なことに加え、中東情勢の悪化で、原材料などの調達難を見越した企業が前倒しで確保する動きが見られ、景況感を押し上げています。大企業・製造業の業種別では、全16業種のうち改善が10業種、悪化が5業種、横ばいは1業種。半導体需要により、「生産用機械」は10ポイント改善のプラス36、「化学」は6ポイント改善のプラス20でした。調達を前倒しする動きから「業務用機械」は8ポイント改善のプラス23。3か月後を予測する先行きのDIは、前倒しによる需要の反動減への懸念から、足元から5ポイント悪化を見込みプラス17でした。引き続きAIを中心にペースが落ちるものの景気の拡大を予想する企業が多いようです。日銀の利上げ方針に変更はここ数か月はなさそうですね。住宅ローン変動金利をご検討の方には難しい局面ですが、固定金利(フラット35)は7月3.14%と変動金利1.1%前後と比較すると当初5年間最大1%の優遇があっても考慮するには日銀の政策金利が2%以上で固定される状況が必要になります。当初の支払いを抑えつつインフレの状況を見ながら変更する機会を考える事が最良と考えます。
国税局が1日に発表した路線価(1月1日時点)は標準宅地の平均で前年比東京都で前年比9.4%上昇しました。5年連続のプラスで、上げ幅は前年から1.3%拡大しました。都内の最高路線価は全48地点で上昇10%以上の上昇は34地点となり前年27地点を上回りました。最高路線価の上昇率は浅草雷門通りで、27.5%上昇。インバウンドの増加による影響が大きく賃貸マンションの賃料の上昇も後押ししています。都内上昇率トップ10を見ると東側(台東・足立・墨田区・荒川区)が5地区と半分を占めました。全国的に見ると半数の自治体が1%を下回る伸び率で、和歌山・徳島等8県はマイナスとなっています。背景には人口減少問題があります。地価の上昇を喜んではいられない構造的な変化が忍び寄っているようにも感じます。中長期的な眼での観察が経営には必要になりそうです。2026年7月2日