J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。昨日不動産会社に物件確認の連絡を取った際、10日から19日まで夏季休暇です。世間はお盆休みに入ります。事務所のある東日本橋も、この土日はガランとしていました。
本日のブログは昨日の続き「佃・住吉神社の例大祭で見聞きしたお話」です。2021年に開催された東京オリンピック、その選手村はHarumiFlagとして改修され販売されました。また中央に2棟の新たなタワマンも建設され三井不動産が「ララ・テラス」を開業、商業施設だけでなく医療機関も入り一つの街として開発されました。晴海フラッグはその規模と立地ゆえに昨今の不動産協奏曲の中心として扱われ、不動産の高騰・外国人の所有・マンションの転売などの問題がでると度に取り上げられてきました。中央区はその場所に晴海西小学校を開校しました。現在1300人を超える児童が学んでいます。今回のお祭りの際、その小学校での校内放送がバイリンガルで行われていると聞き興味を持ちました。調べてみると学校全体への一斉放送や、インターホンでの呼び出しの際など、日本語・中国語・英語の3か国語をベースにした多言語での放送・アナウンス対応が実際に行われています。晴海西小学校では、全校児童の「1割近く」が外国籍の児童です。日本語が全く分からない状態で入学してくる児童が多いため、学校側は「誰も取り残さない教育」を目指しているといいます。国籍の割合は公表されていませんが、HARUMI FLAGの土地柄もあり、中国籍の児童が最も多く、次いで英語圏やその他のアジア圏など、非常に多様なバックグラウンドを持つ子どもたちが在籍しているそうです。先生や児童のコミュニケーションツールとしてポケトークが実際に使われていて社会実証実験の場にもなっているようです。石田衣良氏の作品「4TEEN」では佃・月島地区の地元の住民とタワマンに住む新しい住民との対立も描かれています。実際当時新設された佃小中学校でも分断が問題になったそうです。それから30余年、今晴海を舞台に新たな交わりが始まっています。多くの問題があり現場では解決に大変尽力されていると思います。しかしこの流れは人口減少の日本に新たな経験値を与えてくれています。草の根・市井の我々が社会の大規模な変化を感じる瞬間です。抗うのではなくどう解決するか、互いに向き合って答えを出していく事が必要です。我々も地域の町会で旧住民と新マンション住民との融合が上手くいかない悩みを抱えています。諦めずに地道に時間をかけて融合していく事が重要と思います。先の佃小中学校は現在はしっかりと地域に根差しています。2026年8月10日