ブログ1976回 株価最高値圏、好調な市場環境ですが、懸念もあります。踊り場相場には新しい市場を見出すことが必要です。

J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り。台風27号の影響でしょうか、雲が多い朝です。

ロシアの東シベリアにある研究機関で働いていた職員が原因不明の肺炎で死亡し、ペストの疑いがあると懸念されています。アメリカも懸念を示しトランプ大統領、ルビオ国務長官らが状況を注視していると発言しているとロイター通信が報じています。女性は研究所でペスト菌が入った試験管を割ってしまったとも言われています。ロシア保健当局は4日に診断名不明の肺炎と報告、研究所の業務に関連する病原体は検出されず、事故は起きていないと主張しています。WHOはペストであっても早期に発見されれば抗生物質で治療できるといい過度な心配を抑制しています。コロナの経験が思い起こされます。簡単に治る病気をアメリカがなぜ言及するのか気になりますが、今後の報道を待ちたいと思います。

k金融市場では6日日本国債10年債新発債の入札が行われました。金融市場では3.1%と高金利が付与される中で入札が注目されました。金利先高観があり心配された入札ですが、結果は3.76倍、5月3.90倍に次いで高水準となりました。テールは2銭で1年4か月振りの小ささでした。無事に入札を通過した事で国債価格の急落(金利の急騰)は避けられました。株価は75日線を上回ってから買い基調になり、終値でも70000円を超えました。NY市場でもS&P500とNasdaqが最高値を更新した事で、日経平均先物相場も上昇、今日は71000円をトライする展開になりそうです。日本は入札を通過して、米国市場は好調に推移していますが、ヨーロッパでは数十年に渡る財政赤字と政府債務の増加懸念でフランスの債券が下落しています。フランスとドイツの10年債利回り差は2日には159Bpmで拡大して2012年のユーロ圏債務危機以来の大きさとなっています。その後Spreadは縮小したもののフランス発の懸念は今週も続いています。好調な市場を見つつ、少しの綻びにも注目していきたいと思います。

積水ハウスは業績予想を発表、好調だった米国戸建市場が金利の上昇で厳しい事業環境が続くものの都市再開発事業の物件売却が期初計画以上に進展するなど、国内事業が堅調に推移した結果売り上げは売上高は2.5%の減となりましたが、営業利益、経常利益、中間純利益とも20%を超える増益になりました。受注状況はリフォーム事業とマンション事業が2ケタ増となっています。私はリフォーム事業の傾注に注目しています。住宅会社は長期的な人口減少、目下の資源高、人件費高騰と収益環境が厳しくなっています。その中でストックを活かしたリフォーム事業の増益は市場の変化を感じます。高品位を売りにしている積水ハウスは築30年を超えても躯体が痛むことはありません。しかし所有者の住宅利用環境は家族構成の変化や住まう人の年齢の変化で必要な建物への要求が変わってきます。建て替えより安く、住環境を変えず住まい続けられるリフォームは今後更に増えると思います。ストックを利用する事は国も後押ししています。それでも人口が減るため家は余りがちです。不動産価格が上昇してマイホームに手が届かないと言われている市場環境ではマンション市場で起こった買取再販を中古戸建て市場にも拡大する事で新たな市場を作る事が出来そうです。重要なのは正確な値付けです。そのためには中古市場の拡大が欠かせません。成約価格が増える事で不透明だった市場が見えやすくなります。そのため我々のような中小の不動産会社の参入が求められています。税制面での後押しがあれば更に市場は活性化するのではないでしょうか?2026年10月7日

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