千葉の豪雨のいち早い復興を祈念します。我々が大雨の経験値として学ぶ事について考えました。

J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。昨夜の雨の影響で千葉では線状降水帯が長時間停滞しました。結果として千葉市・市川市で内水が発生し甚大な被害が生じました。昨日の千葉市の最大降水量は時間当たり115㎜、市川市で110㎜を記録しまし大雨特別警報(レベル5)が発令されました。被災された方のご無事をお祈り申し上げます。不動産業に携わる者として、昨日の大雨を教訓にたいと思います。地域のハザードマップと比較して、皆様の今後の購入の参考になればと思います。多くの自治体ではハザードマップを作成する際の最大雨量を設定しています。自治体によりブレがありますが、概ね時間当たりの降水量を110㎜~150㎜、24時間総雨量を670㎜程度を想定しています。想定の基準は「1000年に1度の雨量」です。さて昨日千葉市と市川市の雨量は時間当たりの雨量は千葉市の115㎜は過去最高でハザードマップ作製基準に迫っています(150㎜)。市川市の110㎜も市が想定する最大値となりました。つまり昨日の雨量を記憶して頂き今後の購入に役立てて頂きたいと思います。実際どの程度道路が冠水したか、状況の基準として昨日の雨は大いに参考になります。では総雨量で見ると想定の半分程度の雨量でした。それはハザードマップ(洪水浸水想定区域図)は「丸1日(24時間)にわたってその大雨が降り続き、雨量が670mm以上に達した場合」を想定して作られているからです。昨日の大雨は、線状降水帯による半日程度の集中豪雨だったため、千葉市の総雨量は348mm(想定の約52%)に留まりました。河川の氾濫はハザードマップの範疇であったため河川へ流れる前に街中のマンホールや側溝から水があふれる「内水(ないすい)氾濫」がハザードマップの想定通りに発生し、各所で道路冠水が相次ぎました。内水氾濫危険値は数値で表す以外ありませんが、昨日の豪雨の状況は数値で表せる画一的なものではありませんでした。実際、千葉市中央区や稲毛区、美浜区などの主要駅周辺や高架下、および都川周辺の低地では激しい道路冠水が発生しました。特に千葉駅周辺では、浸水した道路を車が航行不能になる事態となりました。市川市では 北部の斜面地から水が流れ込む下砂の地域(真間、菅野、八幡、市川南など)や、湾岸部の二俣・高谷周辺の工業・商業地域で広範囲な内水氾濫が発生しました。道路が水没し、二俣周辺では車から外に出た男性が流されて死亡する極めて深刻な水害になっています。数値で表しにくい理由としてハザードマップの計算では「街中の雨水ます(グレーチング)から水が100%スムーズに下水道へ流れ込む」と仮定されていますが実際昨日の急激な豪雨では、道路上のゴミやちぎれた街路樹の落ち葉が一気に雨水ますを塞いでしまいました。この結果、ハザードマップでは「浸水リスクなし(無色)」とされていた傾斜の途中の道路や、比較的高い土地でも、雨水が地下に吸い込まれずにあふれ出す「想定外の内水氾濫」が多発しました。国土地理院の標高地図を参照しながら地域の水がどこに溜まりやすいかを調べる事が必要です。標高が高くても地域の中での高低差がポイントになるからです。昨日の豪雨は千葉県だけでなく、都内善福寺川でも氾濫危険水位に達した時間があり特別警報レベル4まで警戒レベルが上がりました。その後一気に推移は低くなりましたが、川水の動き、排水施設の状況は把握しにくいものです。歴史に学べという事は大げさにも聞こえますが、過去の履歴を調べ購入の参考にして頂きたい、その説明のための資料は業者として用意する事を再確認しました。恐れるだけでなく、経験値から学ぶ事が大事だと思います。2026年8月14日

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